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参考資料2 新型コロナワクチン「コミナティRTU筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.1)」(ファイザー株式会社)添付文書 (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html |
出典情報 | 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》 |
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表8 主な副反応の発現状況
表11 主な副反応の発現状況(コミナティ筋注(起源株)3回目接種後)
発現例数(発現割合[%])
コミナティ筋注(起源株)接種群
注射部位疼痛
疲労
頭痛
筋肉痛
悪寒
関節痛
発熱
c)
Grade 3
以上b)
発現例数(発現割合[%])
プラセボ接種群
接種
回数
評価
例数a)
1
1127
971(86.2) 11(1.0)
1127
2
1097
866(78.9) 7(0.6)
1078
193(17.9)
1
1127
677(60.1) 15(1.3)
1127
457(40.6) 8(0.7)
2
1097
726(66.2) 26(2.4)
1078
264(24.5) 4(0.4)
1
1127
623(55.3) 11(1.0)
1127
396(35.1) 9(0.8)
2
1097
708(64.5) 22(2.0)
1078
263(24.4) 1(0.1)
1
1127
272(24.1) 2(0.2)
1127
148(13.1)
0(0.0)
2
1097
355(32.4) 6(0.5)
1078
90(8.3)
2(0.2)
1
1127
311(27.6)
5(0.4)
1127
109(9.7)
2(0.2)
2
1097
455(41.5) 20(1.8)
1078
73(6.8)
0(0.0)
1
1127
109(9.7)
1(0.1)
1127
77(6.8)
0(0.0)
2
1097
173(15.8)
4(0.4)
1078
51(4.7)
0(0.0)
1
1127
114(10.1) 11(1.0)
1127
12(1.1)
2(0.2)
2
1097
215(19.6) 25(2.3)
1078
7(0.6)
1(0.1)
事象全体
評価
例数a)
事象全体
コミナティ筋注(起源株)接種群
Grade 3
以上b)
263(23.3) 0(0.0)
0(0.0)
接種回数
評価例数a)
事象全体
注射部位疼痛
3
289
240(83.0)
1(0.3)
疲労
3
289
184(63.7)
13(4.5)
頭痛
3
289
140(48.4)
3(1.0)
筋肉痛
3
289
113(39.1)
4(1.4)
悪寒
3
289
84(29.1)
3(1.0)
関節痛
3
289
73(25.3)
1(0.3)
発熱c)
3
289
25(8.7)
1(0.3)
リンパ節症d)
3
306
16(5.2)
1(0.3)
a)電子日誌により評価した例数(リンパ節症を除く)
b)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
c)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした
d)
「重度(試験参加者の通常の機能を顕著に妨げる)」以上の場合に、重症度が高度(Grade
3)以上とした
17.1.3 国内第Ⅰ/Ⅱ相試験(C4591005試験)
(参考:コミナティ筋注(起源株))
SARS-CoV-2ワクチン未接種の20歳以上85歳以下の日本人健康成人を対象に、
コミナティ筋注(起源株)30µgを19~23日間隔で2回接種したときの安全性、忍
容性及び免疫原性を検討することを目的として、プラセボ対照試験を実施した。
a)電子日誌により評価した例数
b)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
c)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした
156例(コミナティ筋注(起源株)接種群:116例、プラセボ接種群:40例)
を対象に免疫原性を評価し、2回目接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体
(3)フォローアップ解析(12歳以上の参加者、2021年3月13日データカットオフ)
価は表12のとおりであった。
42094例(コミナティ筋注(起源株)接種群:20998例、プラセボ接種群:21096例)
表12 2回目接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価(50%中和抗体価)
及び44486例(コミナティ筋注(起源株)接種群:22166例、プラセボ接種群:
測定
例数
GMT[両側95%
GMFR[両側95%信頼区間]a)
信頼区間]a)
(2回目接種後1ヵ月/1回目
(2回目接種後1ヵ月)
接種前)
全年齢
コミナティ筋注
20~64歳
(起源株)接種群
65~85歳
116
524.5[459.7, 598.4]
51.5[45.2, 58.7]
94
570.7[497.6, 654.5]
55.8[48.7, 63.9]
22
365.6[254.6, 525.0]
36.6[25.5, 52.5]
プラセボ接種群 全年齢
40
22320例)を対象にそれぞれVE1及びVE2のフォローアップ解析を行った。解
析結果は表9のとおりであった 。
5)
表9 SARS-CoV-2による感染症に対する有効性
(2021年3月13日データカットオフ)
解析対象例数
VE1
a)
VE2
a)
SARS-CoV-2
による感染症
確定例数
コミナティ筋 注
(起源株)接種群
20998
77
プラセボ接種群
21096
850
コミナティ筋 注
(起源株)接種群
22166
81
プラセボ接種群
22320
873
ワクチン有効性
[95%信頼区間](%)
91.3[89.0, 93.2]
対象にコミナティ筋注(起源株)接種後の安全性を評価した。治験薬接種後7
91.1[88.8, 93.0]
日間は電子日誌により副反応が収集され、主な副反応の発現状況(事象全体及
びGrade 3以上)は表13のとおりであった。注射部位疼痛は接種当日から翌日
(中央値)の間に発現し、持続期間は2日(中央値)であった。その他の全身性
の事象は接種翌日(中央値)に発現し、持続期間は1日(中央値)であった7)。
表13 主な副反応の発現状況
発現例数(発現割合[%])
本試験でコミナティ筋注(起源株)30µgを2回接種済みの18~55歳の参加者
コミナティ筋注(起源株)
接種群
306例に、2回目接種から5~7ヵ月後にコミナティ筋注(起源株)30µgを1回接
種したときの安全性及び免疫原性を検討した。
SARS-CoV-2感染歴がない210例を対象に、コミナティ筋注(起源株)3回目
接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価を評価した結果、表10のとおり
コミナティ筋注(起源株)2回目接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価
注射部位疼痛
に対する非劣性が示された。
疲労
表10 3 回目接種後1ヵ月の2回目接種後1ヵ月に対するSARS-CoV-2血清中和抗
体価(50%中和抗体価)の幾何平均比
210
3回目接種後1ヵ月
2回目接種後1ヵ月
2476.4[2210.1,2774.9] 753.7[658.2,863.1]
1.1[1.0, 1.1]
160例(コミナティ筋注(起源株)接種群:119例、プラセボ接種群:41例)を
(4)追加免疫(コミナティ筋注(起源株)3回目接種)
GMT[両側95%信頼区間]a)
10.6[9.8, 11.4]
GMFR:幾何平均上昇倍率、GMT:幾何平均抗体価
a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた
a)VE1及びVE2の2回目接種後の追跡期間(中央値)はいずれも118日であった。また、VE1
及びVE2の解析には接種間隔19~42日間の参加者が含まれ、その内訳はVE1とVE2でそれ
ぞれ19~23日間の参加者は96.2%(40515例)と96.1%(42739例)、24~42日間の参加者
は3.8%(1579例)と3.9%(1747例)であった5)
測定例数
Grade 3以上b)
頭痛
GMR[両側97.5%
信頼区間]b)
筋肉痛
3.29[2.76,3.91]
GMR:幾何平均比、GMT:幾何平均抗体価
a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた
b)非劣性の成功基準:GMR(3回目接種後1ヵ月/2回目接種後1ヵ月)の両側97.5%信頼区
間下限>0.67及びGMR点推定値≥0.8
悪寒
関節痛
18~55歳の参加者306例を対象にコミナティ筋注(起源株)3回目接種後の安
全性を評価した。治験薬接種後7日間、電子日誌により副反応の発現状況を
発熱b)
評価した。主な副反応の発現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表11のと
おりであった。注射部位疼痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は2
プラセボ接種群
接種回数
事象全体
Grade 3
以上a)
事象全体
Grade 3
以上a)
1
103(86.6)
2(1.7)
1(2.4)
0(-)
2
92(79.3)
2(1.7)
0(-)
0(-)
1
48(40.3)
1(0.8)
4(9.8)
0(-)
2
70(60.3)
4(3.4)
1(2.4)
0(-)
1
39(32.8)
1(0.8)
6(14.6)
0(-)
2
51(44.0)
2(1.7)
5(12.2)
0(-)
1
17(14.3)
0(-)
1(2.4)
0(-)
2
19(16.4)
0(-)
0(-)
0(-)
1
30(25.2)
1(0.8)
2(4.9)
0(-)
2
53(45.7)
2(1.7)
1(2.4)
0(-)
1
17(14.3)
1(0.8)
2(4.9)
0(-)
2
29(25.0)
1(0.9)
0(-)
0(-)
1
17(14.3)
0(-)
0(-)
0(-)
2
38(32.8)
1(0.9)
0(-)
0(-)
a)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
b)37.5℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした
日(中央値)であった。その他のリンパ節症を除く全身性の事象は接種翌日(中
央値)に発現し、持続期間は1~2日(中央値)であった。リンパ節症は接種
18. 薬効薬理
当日~4日目に発現し、大部分が5日以内に回復した6)。
18.1 作用機序
本剤に含有される修飾ウリジンメッセンジャーRNA(mRNA)は脂質ナノ粒
子に封入されており、それにより非複製性であるmRNAが宿主細胞に取り込
まれ、mRNAにコードされるSARS-CoV-2のスパイクタンパク質が一過性に
発現する。本剤接種によりスパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細
4
表11 主な副反応の発現状況(コミナティ筋注(起源株)3回目接種後)
発現例数(発現割合[%])
コミナティ筋注(起源株)接種群
注射部位疼痛
疲労
頭痛
筋肉痛
悪寒
関節痛
発熱
c)
Grade 3
以上b)
発現例数(発現割合[%])
プラセボ接種群
接種
回数
評価
例数a)
1
1127
971(86.2) 11(1.0)
1127
2
1097
866(78.9) 7(0.6)
1078
193(17.9)
1
1127
677(60.1) 15(1.3)
1127
457(40.6) 8(0.7)
2
1097
726(66.2) 26(2.4)
1078
264(24.5) 4(0.4)
1
1127
623(55.3) 11(1.0)
1127
396(35.1) 9(0.8)
2
1097
708(64.5) 22(2.0)
1078
263(24.4) 1(0.1)
1
1127
272(24.1) 2(0.2)
1127
148(13.1)
0(0.0)
2
1097
355(32.4) 6(0.5)
1078
90(8.3)
2(0.2)
1
1127
311(27.6)
5(0.4)
1127
109(9.7)
2(0.2)
2
1097
455(41.5) 20(1.8)
1078
73(6.8)
0(0.0)
1
1127
109(9.7)
1(0.1)
1127
77(6.8)
0(0.0)
2
1097
173(15.8)
4(0.4)
1078
51(4.7)
0(0.0)
1
1127
114(10.1) 11(1.0)
1127
12(1.1)
2(0.2)
2
1097
215(19.6) 25(2.3)
1078
7(0.6)
1(0.1)
事象全体
評価
例数a)
事象全体
コミナティ筋注(起源株)接種群
Grade 3
以上b)
263(23.3) 0(0.0)
0(0.0)
接種回数
評価例数a)
事象全体
注射部位疼痛
3
289
240(83.0)
1(0.3)
疲労
3
289
184(63.7)
13(4.5)
頭痛
3
289
140(48.4)
3(1.0)
筋肉痛
3
289
113(39.1)
4(1.4)
悪寒
3
289
84(29.1)
3(1.0)
関節痛
3
289
73(25.3)
1(0.3)
発熱c)
3
289
25(8.7)
1(0.3)
リンパ節症d)
3
306
16(5.2)
1(0.3)
a)電子日誌により評価した例数(リンパ節症を除く)
b)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
c)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした
d)
「重度(試験参加者の通常の機能を顕著に妨げる)」以上の場合に、重症度が高度(Grade
3)以上とした
17.1.3 国内第Ⅰ/Ⅱ相試験(C4591005試験)
(参考:コミナティ筋注(起源株))
SARS-CoV-2ワクチン未接種の20歳以上85歳以下の日本人健康成人を対象に、
コミナティ筋注(起源株)30µgを19~23日間隔で2回接種したときの安全性、忍
容性及び免疫原性を検討することを目的として、プラセボ対照試験を実施した。
a)電子日誌により評価した例数
b)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
c)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした
156例(コミナティ筋注(起源株)接種群:116例、プラセボ接種群:40例)
を対象に免疫原性を評価し、2回目接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体
(3)フォローアップ解析(12歳以上の参加者、2021年3月13日データカットオフ)
価は表12のとおりであった。
42094例(コミナティ筋注(起源株)接種群:20998例、プラセボ接種群:21096例)
表12 2回目接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価(50%中和抗体価)
及び44486例(コミナティ筋注(起源株)接種群:22166例、プラセボ接種群:
測定
例数
GMT[両側95%
GMFR[両側95%信頼区間]a)
信頼区間]a)
(2回目接種後1ヵ月/1回目
(2回目接種後1ヵ月)
接種前)
全年齢
コミナティ筋注
20~64歳
(起源株)接種群
65~85歳
116
524.5[459.7, 598.4]
51.5[45.2, 58.7]
94
570.7[497.6, 654.5]
55.8[48.7, 63.9]
22
365.6[254.6, 525.0]
36.6[25.5, 52.5]
プラセボ接種群 全年齢
40
22320例)を対象にそれぞれVE1及びVE2のフォローアップ解析を行った。解
析結果は表9のとおりであった 。
5)
表9 SARS-CoV-2による感染症に対する有効性
(2021年3月13日データカットオフ)
解析対象例数
VE1
a)
VE2
a)
SARS-CoV-2
による感染症
確定例数
コミナティ筋 注
(起源株)接種群
20998
77
プラセボ接種群
21096
850
コミナティ筋 注
(起源株)接種群
22166
81
プラセボ接種群
22320
873
ワクチン有効性
[95%信頼区間](%)
91.3[89.0, 93.2]
対象にコミナティ筋注(起源株)接種後の安全性を評価した。治験薬接種後7
91.1[88.8, 93.0]
日間は電子日誌により副反応が収集され、主な副反応の発現状況(事象全体及
びGrade 3以上)は表13のとおりであった。注射部位疼痛は接種当日から翌日
(中央値)の間に発現し、持続期間は2日(中央値)であった。その他の全身性
の事象は接種翌日(中央値)に発現し、持続期間は1日(中央値)であった7)。
表13 主な副反応の発現状況
発現例数(発現割合[%])
本試験でコミナティ筋注(起源株)30µgを2回接種済みの18~55歳の参加者
コミナティ筋注(起源株)
接種群
306例に、2回目接種から5~7ヵ月後にコミナティ筋注(起源株)30µgを1回接
種したときの安全性及び免疫原性を検討した。
SARS-CoV-2感染歴がない210例を対象に、コミナティ筋注(起源株)3回目
接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価を評価した結果、表10のとおり
コミナティ筋注(起源株)2回目接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価
注射部位疼痛
に対する非劣性が示された。
疲労
表10 3 回目接種後1ヵ月の2回目接種後1ヵ月に対するSARS-CoV-2血清中和抗
体価(50%中和抗体価)の幾何平均比
210
3回目接種後1ヵ月
2回目接種後1ヵ月
2476.4[2210.1,2774.9] 753.7[658.2,863.1]
1.1[1.0, 1.1]
160例(コミナティ筋注(起源株)接種群:119例、プラセボ接種群:41例)を
(4)追加免疫(コミナティ筋注(起源株)3回目接種)
GMT[両側95%信頼区間]a)
10.6[9.8, 11.4]
GMFR:幾何平均上昇倍率、GMT:幾何平均抗体価
a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた
a)VE1及びVE2の2回目接種後の追跡期間(中央値)はいずれも118日であった。また、VE1
及びVE2の解析には接種間隔19~42日間の参加者が含まれ、その内訳はVE1とVE2でそれ
ぞれ19~23日間の参加者は96.2%(40515例)と96.1%(42739例)、24~42日間の参加者
は3.8%(1579例)と3.9%(1747例)であった5)
測定例数
Grade 3以上b)
頭痛
GMR[両側97.5%
信頼区間]b)
筋肉痛
3.29[2.76,3.91]
GMR:幾何平均比、GMT:幾何平均抗体価
a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた
b)非劣性の成功基準:GMR(3回目接種後1ヵ月/2回目接種後1ヵ月)の両側97.5%信頼区
間下限>0.67及びGMR点推定値≥0.8
悪寒
関節痛
18~55歳の参加者306例を対象にコミナティ筋注(起源株)3回目接種後の安
全性を評価した。治験薬接種後7日間、電子日誌により副反応の発現状況を
発熱b)
評価した。主な副反応の発現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表11のと
おりであった。注射部位疼痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は2
プラセボ接種群
接種回数
事象全体
Grade 3
以上a)
事象全体
Grade 3
以上a)
1
103(86.6)
2(1.7)
1(2.4)
0(-)
2
92(79.3)
2(1.7)
0(-)
0(-)
1
48(40.3)
1(0.8)
4(9.8)
0(-)
2
70(60.3)
4(3.4)
1(2.4)
0(-)
1
39(32.8)
1(0.8)
6(14.6)
0(-)
2
51(44.0)
2(1.7)
5(12.2)
0(-)
1
17(14.3)
0(-)
1(2.4)
0(-)
2
19(16.4)
0(-)
0(-)
0(-)
1
30(25.2)
1(0.8)
2(4.9)
0(-)
2
53(45.7)
2(1.7)
1(2.4)
0(-)
1
17(14.3)
1(0.8)
2(4.9)
0(-)
2
29(25.0)
1(0.9)
0(-)
0(-)
1
17(14.3)
0(-)
0(-)
0(-)
2
38(32.8)
1(0.9)
0(-)
0(-)
a)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
b)37.5℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした
日(中央値)であった。その他のリンパ節症を除く全身性の事象は接種翌日(中
央値)に発現し、持続期間は1~2日(中央値)であった。リンパ節症は接種
18. 薬効薬理
当日~4日目に発現し、大部分が5日以内に回復した6)。
18.1 作用機序
本剤に含有される修飾ウリジンメッセンジャーRNA(mRNA)は脂質ナノ粒
子に封入されており、それにより非複製性であるmRNAが宿主細胞に取り込
まれ、mRNAにコードされるSARS-CoV-2のスパイクタンパク質が一過性に
発現する。本剤接種によりスパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細
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