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資料3-2 鈴木先生提出資料 (89 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第107回 11/22)《厚生労働省》
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世界のインフルエンザの状況:要点
• 2022年42-43週:インフルエンザは、北半球で増加し、南半球で横ばいであった(A(H3N2)優位)。
• ヨーロッパでは、全体としては低レベルではあるが、ドイツやスペインなどでは陽性率が10%を超え、流行入りし
た。A(H3N2)が優位であるが、 A(H1N1)pdm09やB型も認めている。英国では、陽性率は6.9%で横ばい傾向であ
る(A(H3N2)優位)。

• 米国では、ILI・陽性率・入院数の指標が継続して増加しており(特に新規入院数は急増)、入院の累積は例年より
高いレベルとなっている。A(H3N2)が優位だが、A(H1N1)pdm09も一定程度認めている。
• 東南アジアでは、マレーシア以外の全ての国で、減少傾向であった。A(H3N2)が優位であるが、 A(H1N1)pdm09
やB型も認めている。
• 南アジアでは、前週から引き続きイランで大きく増加し、ブータンでも増加している。A(H3N2)が優位であるが、
A(H1N1)pdm09やB型も認めている。
• 東アジアでは、中国北部・韓国で、低レベルではあるが(日本よりは高いレベルと考えられる)、微増微減を繰り返
している(直近は微減〜横ばい傾向)。A(H3N2)が優位である。
• 南米では、アルゼンチン、チリ、ウルグアイで継続して増加傾向である(アルゼンチンではB型、その他では
A(H3N2)が優位)。アフリカ南部では、2峰性の流行を認めていたが、ここ1ヶ月程度は減少傾向となっている。南
半球のオセアニアでは、日本の夏季(現地の冬季)の流行が収まり、低レベルとなっている。

• SARS-CoV-2の流行がサーベイランスに影響していることが考えられることから、
データの解釈には注意を要する。

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