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資料1-2 医療提供体制に関する議論の状況について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00033.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第94回 12/5)《厚生労働省》
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医療提供体制は「治す医療」から、「治し、支える医療」への転換が進め
られている。こうした医療を実現するために、各地域のニーズを踏まえた
地域医療構想の推進、在宅医療や介護支援を含めた地域包括ケアネットワ
ークの構築がこれまで進められてきた。こうした提供体制を更に機能させ
るためには、患者に身近な地域で、急性期病院や介護施設など他機関と連
携し患者・家族の立場に立って最適の医療・介護が提供されるよう必要な
調整を行うかかりつけ医機能が必要となっている。



患者・家族に伴走し継続的に関わり、必要に応じて入院支援・退院支援
を行う役割を持つ存在は極めて重要。かかりつけ医機能とは、まさにその
ような役割を地域において果たすもの。

〇 今後、2040 年ごろにかけて医療・介護需要が伸びていく中で、医療資源
は人的にも物的にも有限であり、限られた医療資源について役割分担を徹
底させる必要がある。地域医療構想や地域包括ケアの整備に加え、
「かかり
つけ医機能」を強化するための制度整備は不可避ではないか。
(かかりつけ医機能が発揮される制度整備の検討にあたり考えられる論点)
〇 まず、かかりつけ医機能の定義について議論があるが、現行の医療法施
行規則では「身近な地域における日常的な医療の提供や健康管理に関する
相談等を行う機能」とされており、これをベースに検討することが考えら
れるのではないか。


こうした機能の一つとして、日常的に高い頻度で発生する疾患・症状に
ついて幅広く対応し、オンライン資格確認も活用して患者の情報を一元的
に把握し、日常的な医学管理や健康管理の相談を総合的・継続的に行うこ
とが考えられるのではないか。



そのほか、例えば、休日・夜間の対応、他の医療機関への紹介・逆紹
介、在宅医療、介護施設との連携などが考えられるのではないか。



これらの機能については、複数の医療機関が緊密に連携して実施するこ

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