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資料3-11―② 押谷先生・鈴木先生・西浦先生・脇田先生提出資料 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第110回 12/14)《厚生労働省》
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インフルエンザ及び肺炎、新型コロナウイルス感染症に関連した死亡数の評価
目的:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行以前及び流行後における、インフルエンザ及び肺炎、COVID-19に関
連した死亡数を算出し、すべての死因を含む超過死亡への相対的な寄与度を理解する。
データ:
• 超過死亡数:人口動態統計の死亡個票を元に算出。ある時点(週単位)の実際の観測死亡数が、例年の同時期の
数値から予測される死亡数、もしくは予測死亡数の予測区間95%上限値を上回った分と定義する。
• 全国、全年齢の2012年から2022年5月29日までデータを利用。 5年前までの前後3週間を参照期間として予測死亡
数を算出した。それに伴い超過死亡数の算出期間は2017年以降。

• インフルエンザに関連した死亡は、ICD-10のインフルエンザコード(J10-J11)による死亡報告だけでは必ずしも判
断できない。インフルエンザに感染していると思われる症状がある患者全てがインフルエンザの検査を受けている
わけではない。検査感度が必ずしも高いわけではない。二次性の細菌性肺炎を続発して死亡に至る事例が少なく
ない。
暫定結果:

• 死亡個票に基づく年間のCOVID-19死亡数は、例年のインフルエンザ死亡数よりも多い(2ページ上図、3ページ表)。
ただし、死亡個票に基づくCOVID-19及びインフルエンザ死亡数は過小評価であり、また過小評価の程度も異なっ
ていることから、これらの数の比較可能性は必ずしも高くないことには注意が必要。
• 2021年以降のすべての死因を含む超過死亡数は、COVID-19死亡のピークとほぼ一致している(2ページ下図) 。
また、COVID-19流行以降、インフルエンザ死亡数は例年より極めて少ない。

• 2021年以降のすべての死因を含む超過死亡数は、COVID-19流行以前の例年の超過死亡数を上回る。
厚生労働行政推進調査事業費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業) 「新型コロナウイルス感染症等の感染症サーベイラン
ス体制の抜本的拡充に向けた人材育成と感染症疫学的手法の開発研究」 分担研究課題:COVID19等の影響による超過死亡の評価に関する研究

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