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2022年第49週(12月5日~12月11日; 12月12日現在)掲載日:2022年12月19日 (2 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2022年第49週(12月5日-12月11日、12月12日現在)(12/19)《国立感染症研究所》
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規陽性者数が増加したため、懸念する状況である
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。 第 49 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
633 例、重症例は 179 例であった。前週と比して、中等症以上例、重症例ともに減少傾向であった。
一方、遅れ報告を考慮し、12 月 5 日現在の第 48 週の値と比較した場合は、第 49 週の中等症以上お
よび重症の症例はともに微増であった。なお、年齢群別では、中等症以上の症例においては、すべての
年齢群で横ばいあるいは減少傾向であった。重症の症例においては、15~19 歳と 20~39 歳以外の
年齢群で横ばいまたは減少した。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第7
波のピークレベルを下回っている。 新規の入院例においては、第 40週以降は増加傾向が継続し、第4
9週は30代以外のすべて年齢群で増加が見られた。なお、直近の週は過小評価されている場合があり、
前週との比較においては、遅れ報告を考慮するのが重要である。
全国の入院治療等を要する COVIDー19 の入院患者群の推移については、第 39~41 週は微減傾向
で第 42~43 週は横ばいで第 44 週以降増加傾向である。入院中の重症者数においては、第 39 週は
減少し、第 40~43 週は横ばいであったが、第 44 週以降増加傾向である。レベルとしては、第 7 波の
ピークレベルをいずれも下回っている。
NPO 法人日本 ECMOnet が集計する Extracorporeal Membrane Oxygenation (ECMO)/
人工呼吸器装着数においては、開始日で集計されている週ごとのそれぞれの開始数を公表している。
人工呼吸器の開始数は、第 47、48 週は微減したが、第 49 週は増加した。ECMO の開始数は、第 39
~47 週は 0~1 例であったが、第 48 週は増加し、第49週は減少した。新規の人工呼吸器、ECMO
の開始数は、それぞれ18例と2例であった。ECMO 装着中の全国の COVID-19 患者数においては、
第 44~46 週は横ばいであったが、第 46~49 週にかけて微増傾向であった。入院中の COVID19 重症例における人工呼吸器装着中の患者数においては、第 44 週頃から微増傾向である。ECMO/
人 工 呼 吸 器 装 着 数 の 最 新 の 状 況 と 詳 細 に 関 し て は 、 NPO 法 人 日 本 ECMOnet の
https://crisis.ecmonet.jp/ を参照いただきたい。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、第 36~41 週は
減少したが、第 42~43 週は横ばいで、第 44 週以降は増加した。直近 5 週間では、第 45 週は552
例、第 46 週は 702 例、第 47 週は 897 例、第 48 週は 1,166 例、第 49 週は 1,358 例であっ
た。
2022 年第 49 週の新規症例報告数のレベルは、人口10万対 685 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、5-9 歳 が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群
は、40 代であった。 小児と 10 代の傾向としては、0-4歳、5-9歳、10代の人口10万対新規症例報告
数はそれぞれ 880、1394、1179 (それぞれ報告された全症例の 4.8%、8.2%、15.2%)であった。
新規報告者数合計の前週比は 1.17 であった。 年齢群ごとの前週比は、中央値:1.15、範囲:1.07〜
1.27 倍、とすべての年齢群で新規症例報告数は増加した。 また、直近の週は過小評価される傾向があ
るが、12 月 12 日現在の第 49 週の値と 12 月 5 日現在の第 48 週の値を比較すると、中央値:1.15、
範囲:1.07〜1.27 倍であった。 直近5週間の前週比は、第 45 週は 1.24、第 46週は 1.18、第 47
週 1.18、第 48 週は 1.05、第 49 週は 1.17 であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 49 週は、97.8 であった。 5-9 歳で最も多く、約 300
人の増加(1095 から 1394 人)を認め、次に 10 代の年齢群で 227 人の増加を認めた。 他の年齢群
では、人口 10 万対 18人から 176人の増加を認めた。
地域別:第 49 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、東北で最も高く 936 人、次に北
陸地方の 863人、他の地域は 300 人を上回っている。全症例の 49%を関東と近畿が占めている。
関東は、第 45 週は35%、第 46 週、47 週は 36%, 第 48 週は 37%、第 49 週は 36%であった。
近畿は、第45週、46 週は11%、第 47 週は 12%、第 48 週は 12%、第 49 週は 13%であった。 新
規症例報告数の前週比は、北海道以外すべての地域で 1 を上回った。最も前週比が高かったのは九州
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