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資料1 直近の感染状況の評価等 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第114回 1/17)《厚生労働省》 |
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<感染状況等と今後の見通し>
○ 感染状況について
• 新規感染者数について、全国的には、先週の増加傾向から再び減少傾向に転じている。
• 感染状況に地域差がみられ、東海や中四国、九州などでは、10万人あたりで全国を上回っている一方、北海道や東北、関東、北陸・甲信越では10万
人あたりで全国を下回っている。また、高齢者施設と医療機関の集団感染が多くみられる。
• 全国の年代別の新規感染者数は、全年代で減少傾向となっているが、60代以上では減少幅が小さく、一部地域では増加もみられる。全国では重症者
数と死亡者数は足元で横ばいとなったが、特に死亡者数は、昨年夏の感染拡大時の最高値を超える状況が続いている。今般の感染拡大においては、
新規感染者のうち80代以上の高齢者の占める割合が、昨年夏の感染拡大時よりも増加する傾向が続いており、引き続き注意が必要。
• 昨年1月以降の小児等の死亡例報告にあるように、小児感染者数の増加に伴う重症例、死亡例の発生や、小児の入院者数の動向にも注意が必要。
• 季節性インフルエンザについては、全国では同時期と比べ例年よりも低いが、直近2年間より高い水準にある。昨年末時点で定点医療機関当たりの週
間報告数が1を超えて全国的に流行入りとなり、さらに、先週末公表時点では週間報告数が4を超え、沖縄、宮崎、佐賀では10を超えており、全国的に
増加傾向にある。
○ 今後の見通しについて
• 今後の感染状況について、エピカーブや全国及び大都市の短期的な予測では、地域差や不確実性はあるものの、全国的には横ばいまたは減少傾向
となることが見込まれる。さらに、今後の免疫の減衰や、より免疫逃避が起こる可能性のある株の割合の増加、また、中国における感染状況及び国内
への流入等が、感染状況に与える影響についても注意が必要。
• 季節性インフルエンザについても、今後も増加の継続が見込まれており、特に、新型コロナウイルス感染症との同時流行に注意が必要。
○ 感染の増加要因・抑制要因について
【ワクチン接種および感染による免疫等】 ワクチン接種の推進および自然感染により、オミクロン株(BA.5とBQ1.1)に対する免疫保持者割合が各年代
で増加していること、特に高齢者層ほどワクチン接種により割合の増加が進んでいることを示唆する報告がある。一方で、ワクチン接種と自然感染
により獲得した免疫は、経時的に低下していくと考えられる。
【接触状況】 夜間滞留人口の全国的な状況として、例年と同様、年末年始期間中に減少した後再び増加傾向に転じている。
【流行株】 国内では現在BA.5系統が主流となっているが、BQ.1系統やXBB系統などのオミクロン株の亜系統、特に米国中心に報告されているXBB.1.5
は、より免疫逃避が起こる可能性があるとされ、海外で感染者数増加の優位性が指摘されている。特にBQ.1系統は国内で割合が増加しつつあり、
注視が必要。また、BA.2.75系統の亜系統であるBN.1.2系統、BN.1.3系統も国内で割合が増加している。
【気候・季節要因】 冬が本格化し全国的に気温の低下がみられ、換気がされにくい状況となっている。 また、冬の間は呼吸器ウイルス感染症が流行
しやすくなる。
○ 医療提供体制等の状況について
• 全国的には、病床使用率は多くの地域で5割を上回っており、7割を上回る地域もみられ、滋賀では8割を超えている。重症病床使用率は、4割を上
回っている地域も一部でみられる。
• 介護の現場では、施設内療養数が高い水準にあり、療養者及び従事者の感染もみられる。
• 救急医療について、冬場は通常でも医療提供体制に負荷がかかるところ、全国的に救急搬送困難事案数は、昨年夏の感染拡大時の最高値を超えて
増加傾向が継続している。引き続き、救急医療提供体制の確保には注意が必要。
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○ 感染状況について
• 新規感染者数について、全国的には、先週の増加傾向から再び減少傾向に転じている。
• 感染状況に地域差がみられ、東海や中四国、九州などでは、10万人あたりで全国を上回っている一方、北海道や東北、関東、北陸・甲信越では10万
人あたりで全国を下回っている。また、高齢者施設と医療機関の集団感染が多くみられる。
• 全国の年代別の新規感染者数は、全年代で減少傾向となっているが、60代以上では減少幅が小さく、一部地域では増加もみられる。全国では重症者
数と死亡者数は足元で横ばいとなったが、特に死亡者数は、昨年夏の感染拡大時の最高値を超える状況が続いている。今般の感染拡大においては、
新規感染者のうち80代以上の高齢者の占める割合が、昨年夏の感染拡大時よりも増加する傾向が続いており、引き続き注意が必要。
• 昨年1月以降の小児等の死亡例報告にあるように、小児感染者数の増加に伴う重症例、死亡例の発生や、小児の入院者数の動向にも注意が必要。
• 季節性インフルエンザについては、全国では同時期と比べ例年よりも低いが、直近2年間より高い水準にある。昨年末時点で定点医療機関当たりの週
間報告数が1を超えて全国的に流行入りとなり、さらに、先週末公表時点では週間報告数が4を超え、沖縄、宮崎、佐賀では10を超えており、全国的に
増加傾向にある。
○ 今後の見通しについて
• 今後の感染状況について、エピカーブや全国及び大都市の短期的な予測では、地域差や不確実性はあるものの、全国的には横ばいまたは減少傾向
となることが見込まれる。さらに、今後の免疫の減衰や、より免疫逃避が起こる可能性のある株の割合の増加、また、中国における感染状況及び国内
への流入等が、感染状況に与える影響についても注意が必要。
• 季節性インフルエンザについても、今後も増加の継続が見込まれており、特に、新型コロナウイルス感染症との同時流行に注意が必要。
○ 感染の増加要因・抑制要因について
【ワクチン接種および感染による免疫等】 ワクチン接種の推進および自然感染により、オミクロン株(BA.5とBQ1.1)に対する免疫保持者割合が各年代
で増加していること、特に高齢者層ほどワクチン接種により割合の増加が進んでいることを示唆する報告がある。一方で、ワクチン接種と自然感染
により獲得した免疫は、経時的に低下していくと考えられる。
【接触状況】 夜間滞留人口の全国的な状況として、例年と同様、年末年始期間中に減少した後再び増加傾向に転じている。
【流行株】 国内では現在BA.5系統が主流となっているが、BQ.1系統やXBB系統などのオミクロン株の亜系統、特に米国中心に報告されているXBB.1.5
は、より免疫逃避が起こる可能性があるとされ、海外で感染者数増加の優位性が指摘されている。特にBQ.1系統は国内で割合が増加しつつあり、
注視が必要。また、BA.2.75系統の亜系統であるBN.1.2系統、BN.1.3系統も国内で割合が増加している。
【気候・季節要因】 冬が本格化し全国的に気温の低下がみられ、換気がされにくい状況となっている。 また、冬の間は呼吸器ウイルス感染症が流行
しやすくなる。
○ 医療提供体制等の状況について
• 全国的には、病床使用率は多くの地域で5割を上回っており、7割を上回る地域もみられ、滋賀では8割を超えている。重症病床使用率は、4割を上
回っている地域も一部でみられる。
• 介護の現場では、施設内療養数が高い水準にあり、療養者及び従事者の感染もみられる。
• 救急医療について、冬場は通常でも医療提供体制に負荷がかかるところ、全国的に救急搬送困難事案数は、昨年夏の感染拡大時の最高値を超えて
増加傾向が継続している。引き続き、救急医療提供体制の確保には注意が必要。
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