よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-9 田中先生提出資料 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第115回 1/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

世論/輿論の在処?〜「コロナ5類化」に向け広聴することの難しさ
「広く意見を聴く」ための手法
1. アンケート調査:○多くの回答を収集可能.△質問は問う側に依存.科学等,複雑な問題が単純化される.
2. SNSなどのソーシャルヒアリング:○多様な市⺠の声が集積される.
△場の影響を受ける/⼤きい声が⽬⽴つ/他メディアの影響も⼤
3. 市⺠対話:○市⺠の「⽣の声」を聴ける(本⾳/建前) △⼿間と時間がかかる

1.「コロナ5類化」に関するアンケート調査
毎⽇新聞「賛成46%,反対41%」(1.22.2023);FNN「引き下げるべき48.7%,今のままで良い46.5%」,
「屋内マスク今のままで良い64%」(1.24.2023); JNN「賛成56%,反対30%」(1.8.2023)
留意点:テレビを中⼼に「5類化=⽇常への回帰」という単純図式が創られ共有されている.
→5類化のメリット・デメリットを知ると「性急な5類化には警戒的」になる市⺠(SNS,市⺠対話)
#市⺠は素朴な回答と,知識や⽂脈の理解を得た後の回答が異なる可能性がある.
2.SNSでの議論
専⾨家を含めた多様な利害関係者の集団がそれぞれに議論を継続している.
(→集合知を発揮することも衆愚に⾄ることもある)
【Twitter分析の結果(1/22/2023)】
「(性急な)5類化には反対(検討すべき問題点があまりに多い)」というのが党派性を超えた意⾒.
「5類化を歓迎」している層には, 特異的な世界観を持った⼈々も多い.

3.「コロナ5類化」に関する市⺠対話(第114回アドバイザリーボードで報告)
現状に関する専⾨家の説明を聴いての市⺠の意⾒:
「制度変更の中で柔軟性/ロバスト性/即応性はどのように残すのか?」
「性急な緩和策の中で弱者がとりこぼされる危惧」
「社会を⽴て直すための『公平で公正な⽀援』はどう実現される?」