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07【参考資料1】2023年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(令和5年2月8日厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

モデルナ社のオミクロン株対応
2価ワクチン(BA.1対応型)の追加接種の有効性(免疫原性)

資料1

オミクロン株対応2価ワクチン(BA.1対応型)の接種当日から接種後約1か月の中和抗体価幾何平均増加倍率は、従
来株D614G、オミクロン株BA.1、BA.4/5、BA.2.75に対して、それぞれ4.1倍、7.1倍、5.4倍、5.7倍であった。

Chalkias et al1(NEJM Correspondence, 2022)
研究内容: モデルナ社従来型ワクチンの3回目接種から3か月以上経過後に、4回
目接種としてモデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチン(BA.1対応型)を接種
した成人が対象※1。オミクロン株対応2価ワクチンの接種当日※2及び接種後29日
目に被験者から血清を採取し、新型コロナウイルス祖先株(D614G)及びオミク
ロン株(BA.1、BA.4/5、BA.2.75)に対する中和抗体価を測定することで、オミ
クロン株対応2価ワクチンの追加接種の有効性を解析した第Ⅱ・Ⅲ相試験。

オミクロン株対応2価ワクチン(BA.1対応型)の
追加接種による祖先株及びオミクロン株
に対する中和抗体価

結果: 計428名の被験者の血清が解析された。オミクロン株対応2価ワクチンの接
種当日及び接種後29日目における幾何平均抗体価と接種後29日における幾何平均
増加倍率は、以下の通りであった。
幾何平均抗体価
接種当日 接種後29日目
祖先株

D614G

接種後29日における
幾何平均増加倍率

1603.4

6619.0

4.1倍 [95%CI: 3.8ー4.4]

432.1

3070.4

7.1倍 [6.5ー7.8]

BA.4/5

172.7

940.6

5.4倍 [5.0ー5.9]

BA.2.75

341.0

1946.7

5.7倍 [5.2ー6.2]

オミクロン株 BA.1

※1 但し、直近3か月で新型コロナウイルス感染既往のある者は研究から除外された。
※2 オミクロン株対応2価ワクチンを接種する前に血清を採取された。
1.

Chalkias S, Feng J, Chen X, Zhou H, Marshall JC, Girard B, Tomassini JE, Kuter BJ, Montefiori DC, Das R. Neutralization of Omicron Subvariant BA.2.75 after Bivalent Vaccination. N Engl J Med. 2022 Dec
8;387(23):2194-2196.

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