１．令和５年度【予算】：経常収支の状況
● 令和５年度予算の経常収支は、①経常収入：8兆6,161億円（対前年度比＋2.7%）、②経常支出：9兆1,784億円（＋5.9%）で、収支
差引額（①-②）は▲5,623億円の赤字となる見通し。
● 保険料収入は対前年度比2.8%（＋2,317億円）の増加を見込む一方、保険給付費は5.5%増（＋2,475億円）と４年度（同5.5%）に
引き続き、依然、高い伸び率を維持。加えて、高齢者等拠出金が４年度の一時的な減少（▲5.7%）による反動から7.3%（＋2,523
億円）と増加。とくに後期高齢者支援金が9.9%（＋1,967億円）と大きく増加した。
● データヘルス計画等の健康維持・増進のための保健事業費は、対前年度比2.0%増（＋91億円）の4,580億円を計上した。
令和５年度予算早期集計：経常収支の状況（主な項目）
令和５年度予算

主な項目

（早期集計）

経常収入（①）

8兆6,161億円

保険料収入

8兆5,038億円

経常支出（②）

9兆1,784億円

対前年度比
令和４年度予算
8兆3,865億円
8兆2,721億円
8兆6,670億円

伸び率

増減額

2.7%

2,295億円

2.8%

2,317億円

5.9%

5,113億円

保険給付費

4兆7,820億円

4兆5,345億円

5.5%

2,475億円

拠出金計

3兆7,067億円

3兆4,544億円

7.3%

2,523億円

（
再
掲
）

後期高齢者支援金

2兆1,930億円

1兆9,962億円

9.9%

1,967億円

前期高齢者納付金

1兆5,135億円

1兆4,578億円

3.8%

557億円

2.0%

91億円

保健事業費
経常収支差引額（①-②）

4,580億円
▲5,623億円

4,489億円
▲2,805億円

－

▲2,818億円

注）本概要の各数値は、令和５年３月24日までに報告のあった1,367組合の数値に基づき、同４月１日時点に存在する1,380組合ベースで推計したものである。推計対
象13組合のうち、新設を除く11組合については、４年度予算数値に当該組合が属する業態の伸び率を適用して試算した。また、新設２組合については、調査時点
で被保険者数以外の数値がないため、被保険者数が同規模の組合の平均値を用いた。なお、推計対象13組合の全組合に占める加入者数の割合は0.29%である。

National Federation of Health Insurance Societies（KEMPOREN）

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