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感染症週報 2023年第14週(4月3日-4月9日) (6 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html
出典情報 感染症週報 2023年第14週(4月3日-4月9日)(4/21)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2023年 第14週
(4月3日〜 4月9日)
:通巻第25巻 第14号

◆定点把握の対象となる5類感染症
全国の指定された医療機関
(定点)
から報告され、疾患により小児科定点
(約3,000カ所)
、インフルエンザ
(小児科・内科)
定点
(約5,000カ所)
、眼科定点
(約600カ所)
、基幹定点
(約500カ所)
に分かれています。ま
た、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です
(増減の目安は小数点第3位以下を含む)


定点把握疾患の報告の過去5年間の同時期との比較(第14週)

定点当たり
報告数
インフルエンザ
2.77
咽頭結膜熱
0.17
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.49
感染性胃腸炎
3.72
水痘
0.10
手足口病
0.09
伝染性紅斑
0.01
突発性発しん
0.24
ヘルパンギーナ
0.10
流行性耳下腺炎
0.03
急性出血性結膜炎
0.01
流行性角結膜炎
0.28
マイコプラズマ肺炎
0.02

1.82
-0.21
-1.00
0.10
-0.99
-0.19
-0.77



-2.19

8.72

-0.81
-0.60
-0.40
-1.01
平均-2SD

平均-1SD

平均

平均+1SD

SD:標準偏差

平均+2SD

当該週と過去5年間の平均(過去5年間の前週、当該週、後週の合計15週間分の平均)との差をグラフ
上に表現した。



-3.05

2.95

2.73




インフルエンザ
-2.83
3.91
定点当たり報告数は第11週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期
(前週、当該週、後
週)と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は新潟県(14.06)、山形県(11.14)、青森県
(7.03)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は93例と前週
と比較して減少した。都道府県別では33都道府県から報告があり、年齢別では0歳(3例)、1〜
9歳(34例)、10代(9例)、20代(1例)、30代(4例)、40代(3例)、50代(1例)、60代(5例)、70代
(13例)、80歳以上(20例)であった。
小児科定点報告疾患(主なもの)
RSウイルス感染症の定点当たり報告数は第9週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位
は鹿児島県(2.40)、福井県(1.74)、佐賀県(1.61)である。
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は福井県(0.48)、群馬県
(0.46)、佐賀県(0.43)、鹿児島県(0.43)である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は鳥取
県(2.11)、福岡県(2.03)、沖縄県(1.21)である。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別の上位3位は石川県(10.66)、
大分県(9.53)、宮崎県(8.17)である。
手足口病の定点当たり報告数は第10週以降増加が続いている。都道府県別の上位3位は沖縄
県(4.03)、福井県(0.43)、長崎県(0.36)である。
伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は高知県(0.07)、徳島県
(0.04)、滋賀県(0.03)である。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第10週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比
較してかなり多い。都道府県別の上位3位は熊本県(1.46)、長崎県(1.05)、佐賀県(0.78)である。
流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は熊本県(0.10)、佐賀
県(0.09)、大分県(0.08)、宮崎県(0.08)である。
基幹定点報告疾患
マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は石川県(0.40)、
高知県(0.38)、山形県(0.10)である。
感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は減少した。2都道府県から2例報告
があり、年齢別では1〜4歳(1例)、10代(1例)であった。
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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