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2023年第17週(4月24日~4月30日; 5月1日現在)掲載日:2023年5月8日 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報 発生動向の状況把握 2023年第17週(4月24日-4月30日、5月1日現在)(5/8)《国立感染症研究所》 |
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を増やしたために陽性数が増加したと説明が困難であり、罹患率の上昇が懸念されるパターンである。
より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 17 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
121 人、重症例は 26 人であった。前週と比して、中等症以上、重症ともに減少傾向であった。一方、遅
れ報告を考慮し、4 月 24 日現在の第 16 週の値と比較した場合は、第 17 週の中等症以上及び重症の
症例はともに増加であった。なお、年齢群別では、中等症以上の症例においては、0-4 歳、5-9 歳、1519 歳、40-59 歳の年齢群で微増した。重症の症例においては、0-4 歳、15-19 歳、40-59 歳の年
齢群で微増した。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベ
ルを大きく下回っている。
新規の入院例においては、2023 年第 2 週以降は減少傾向であったが、第 14 週から微増傾向にあり、
第 17 週も微増傾向であった。0- 4 歳の年齢群で微減、20-29 歳の年齢群で横ばいが見られたが、
他の年齢群では微増~増加した。なお、直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較にお
いては、遅れ報告を考慮するのが重要である。レベルとしては、第 7 波のピークレベルを大きく下回っ
ている。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、2023 年第 2 週
をピークに減少傾向であったが、第16週は微増し、第 17 週は増加した。直近 5 週間では、第 13 週は
206 人、第 14 週は 143 人、第 15 週は 139 人、第 16 週は 141 人、第 17 週は 166 人であった。
2023 年第 17 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 60 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、20 代が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
50 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 47、47、83(それぞれ報告された全症例の 2.9%、3.2%、12.3%)であった。
新規報告者数合計の前週比は 1.09 であった。年齢群ごとの前週比は、中央値:1.09、範囲:0.88〜
1.14 倍と 10 代以上の年齢群で新規症例報告数は増加した。また、直近の週は過小評価される傾向が
あるが、5 月 1 日現在の第 17 週の値と 4 月 24 日現在の第 16 週の値と比較すると、中央値:1.09、
範囲:0.88〜1.14 倍と同等であった。直近 5 週間の前週比は、第 13 週は 0.99、第 14 週は 1.16、
第 15 週は 1.04、第 16 週は 1.19、第 17 週は 1.09 であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 17 週は、4.9 であった。20 代で最も多く、約 11 人の増
加(80 から 91 人)を認め、次に 10 代の年齢群で 9 人の増加を認めた。他の年齢群では、人口 10 万
対約 7 人の減少から 6 人の増加を認めた。
地域別:第 17 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、北海道で最も高く 107 人、次に沖
縄県の 98 人、他の地域は 90 人を下回っている。全症例の 54%を関東地方と近畿地方が占めてい
る。関東地方は、第 13 週は 36%、第 14 週は 38%、第 15 週は 38%、第 16 週は 38%、第 17 週
は第 39%であった。近畿地方は、第 13 週は 14%、第 14 週は 15%、第 15 週は 16%、第 16 週は
16%、第 17 週は 15%であった。
新規症例報告数の前週比は、中国地方、四国地方と九州地方を除く地域で 1 を上回った。最も前週比が
高かったのは北海道で、次いで沖縄県であった。人口 10 万対新規症例報告数の前週差としては、第
17 週では、人口 10 万対 4.8 人の増加であった。最も増加が多かったのは、北海道で 26 人の増加、
次いで沖縄県で 18 人の増加であった。最も減少したのは、四国地方で 3 人の減少であった。
第 17 週における地域別の新規に届け出された診断時中等症以上であった症例は、東北地方と沖縄県
で増加であった。診断時重症であった症例は、関東地方、東海地方、四国地方で微増~増加し、その他
の地方で横ばい~減少であった。ただし、直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較に
おいては、遅れ報告を考慮するのが重要である。中等症以上、重症の症例はレベルとしては、第 7 波の
ピークレベルを大きく下回っている。
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より重症な入院例の指標は、少し過去の罹患を反映する傾向があるが、軽症例・無症候例と比較して、
受診・検査行動の変化の影響を受けにくい。第 17 週に新規に届出された診断時中等症以上の症例は
121 人、重症例は 26 人であった。前週と比して、中等症以上、重症ともに減少傾向であった。一方、遅
れ報告を考慮し、4 月 24 日現在の第 16 週の値と比較した場合は、第 17 週の中等症以上及び重症の
症例はともに増加であった。なお、年齢群別では、中等症以上の症例においては、0-4 歳、5-9 歳、1519 歳、40-59 歳の年齢群で微増した。重症の症例においては、0-4 歳、15-19 歳、40-59 歳の年
齢群で微増した。レベルとしては、中等症以上・重症の症例ともに、全ての年齢群で第 7 波のピークレベ
ルを大きく下回っている。
新規の入院例においては、2023 年第 2 週以降は減少傾向であったが、第 14 週から微増傾向にあり、
第 17 週も微増傾向であった。0- 4 歳の年齢群で微減、20-29 歳の年齢群で横ばいが見られたが、
他の年齢群では微増~増加した。なお、直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較にお
いては、遅れ報告を考慮するのが重要である。レベルとしては、第 7 波のピークレベルを大きく下回っ
ている。
新規症例の発生から死亡までは、長いタイムラグが想定される。死亡者数においては、2023 年第 2 週
をピークに減少傾向であったが、第16週は微増し、第 17 週は増加した。直近 5 週間では、第 13 週は
206 人、第 14 週は 143 人、第 15 週は 139 人、第 16 週は 141 人、第 17 週は 166 人であった。
2023 年第 17 週の新規症例報告数のレベルは、人口 10 万対 60 人であった。人口当たり年齢群別
新規症例報告数は、20 代が最多、70 代が最少であった。なお、新規症例報告数が最も多い年齢群は、
50 代であった。小児と 10 代の傾向としては、0-4 歳、5-9 歳、10 代の人口 10 万対新規症例報告
数はそれぞれ 47、47、83(それぞれ報告された全症例の 2.9%、3.2%、12.3%)であった。
新規報告者数合計の前週比は 1.09 であった。年齢群ごとの前週比は、中央値:1.09、範囲:0.88〜
1.14 倍と 10 代以上の年齢群で新規症例報告数は増加した。また、直近の週は過小評価される傾向が
あるが、5 月 1 日現在の第 17 週の値と 4 月 24 日現在の第 16 週の値と比較すると、中央値:1.09、
範囲:0.88〜1.14 倍と同等であった。直近 5 週間の前週比は、第 13 週は 0.99、第 14 週は 1.16、
第 15 週は 1.04、第 16 週は 1.19、第 17 週は 1.09 であった。
人口 10 万対新規症例報告数の前週差は、第 17 週は、4.9 であった。20 代で最も多く、約 11 人の増
加(80 から 91 人)を認め、次に 10 代の年齢群で 9 人の増加を認めた。他の年齢群では、人口 10 万
対約 7 人の減少から 6 人の増加を認めた。
地域別:第 17 週の人口 10 万対新規症例報告数のレベルとしては、北海道で最も高く 107 人、次に沖
縄県の 98 人、他の地域は 90 人を下回っている。全症例の 54%を関東地方と近畿地方が占めてい
る。関東地方は、第 13 週は 36%、第 14 週は 38%、第 15 週は 38%、第 16 週は 38%、第 17 週
は第 39%であった。近畿地方は、第 13 週は 14%、第 14 週は 15%、第 15 週は 16%、第 16 週は
16%、第 17 週は 15%であった。
新規症例報告数の前週比は、中国地方、四国地方と九州地方を除く地域で 1 を上回った。最も前週比が
高かったのは北海道で、次いで沖縄県であった。人口 10 万対新規症例報告数の前週差としては、第
17 週では、人口 10 万対 4.8 人の増加であった。最も増加が多かったのは、北海道で 26 人の増加、
次いで沖縄県で 18 人の増加であった。最も減少したのは、四国地方で 3 人の減少であった。
第 17 週における地域別の新規に届け出された診断時中等症以上であった症例は、東北地方と沖縄県
で増加であった。診断時重症であった症例は、関東地方、東海地方、四国地方で微増~増加し、その他
の地方で横ばい~減少であった。ただし、直近の週は過小評価されている場合があり、前週との比較に
おいては、遅れ報告を考慮するのが重要である。中等症以上、重症の症例はレベルとしては、第 7 波の
ピークレベルを大きく下回っている。
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