よむ、つかう、まなぶ。
参考資料3 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00042.html |
出典情報 | 先進医療会議(第108回先進医療会議、第129回先進医療技術審査部会 3/3)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)について
○
先-1(参考資料3)
中 医協
4
3 . 1 1 . 1 7
.
3
.
3
総-7 -1
反復してART不成功となった患者、反復流産の患者又は夫婦いずれかに染色体構造異常がある患者に対して、
流産・死産を避けるために実施される検査。
引用:生殖医療の必修知識2020(P405)
【概要】
○ 胞胚期胚(胚盤胞)から栄養外胚葉細胞を生検する。
○ 検査結果が得られるまで、受精胚は凍結保存する。
○ ゲノムの量的解析を行うことで、染色体の数的異常
の診断が可能となる。
○ 正数性の胚から優先して融解し、移植を行う。
【期待される結果】
○ 妊娠率の上昇
○ 流産率の低下
○ 妊娠までの期間短縮
引用:IVF大阪クリニックHP
例)特定の染色体を構成するDNA量が少ない
=同部位の染色体の欠損
【生殖医療ガイドラインの記載事項】
#
CQ
19 ○ PGT-Aの適応、有効性は?
○
PGT-Aは累積妊娠成績や周期あ
たりの妊娠率と流産率の改善に
有効か?
Answer
1.PGT-Aを併用した生殖補助医療は、PGT-Aを併用しない生殖補助医療に比べて、累積妊娠率および累積出生率を改善
する明確な証拠はない。(B)
2.反復流産症例に対して流産回避を目的とする場合に、PGT-Aを併用する生殖補助医療は有用である。(B)
【生殖医療の必修知識における記載内容】
○ 近年の研究から、胚では、配偶子形成時の減数分裂不分離による染色体数的異常が極めて高い確率で発生していることが知られて
おり、これらの胚は移植しても妊娠しない、もしくは流死産の転帰となることが多いと考えられる。
○ このため、妊娠率を向上させ、流死産を回避するためには、移植前の胚の染色体検査が有用であるとの期待から、欧米では着床前
胚染色体異数性検査(PGT-A)が広く施行されるようになった。
○ 臨床応用に際しては、PGT-A施行に際して想定されうる、児の染色体異数性に起因する流死産の可能性の低下や妊娠するまでの期
間の短縮といった利益と、PGT-Aを施行しても移植可能胚が得られず移植に至らない場合や胚生検による胚のダメージなどの不利益、
ならびにモザイクや微小欠失を含めた診断精度の限界などに関してクライアントが十分理解したうえで、実際にPGT-A施行を希望す
るか否かの意思決定をすることが大切である。
参考:「生殖医療の必修知識2020」(日本生殖医学会)、「生殖医療ガイドライン」(日本生殖医学会)
1
○
先-1(参考資料3)
中 医協
4
3 . 1 1 . 1 7
.
3
.
3
総-7 -1
反復してART不成功となった患者、反復流産の患者又は夫婦いずれかに染色体構造異常がある患者に対して、
流産・死産を避けるために実施される検査。
引用:生殖医療の必修知識2020(P405)
【概要】
○ 胞胚期胚(胚盤胞)から栄養外胚葉細胞を生検する。
○ 検査結果が得られるまで、受精胚は凍結保存する。
○ ゲノムの量的解析を行うことで、染色体の数的異常
の診断が可能となる。
○ 正数性の胚から優先して融解し、移植を行う。
【期待される結果】
○ 妊娠率の上昇
○ 流産率の低下
○ 妊娠までの期間短縮
引用:IVF大阪クリニックHP
例)特定の染色体を構成するDNA量が少ない
=同部位の染色体の欠損
【生殖医療ガイドラインの記載事項】
#
CQ
19 ○ PGT-Aの適応、有効性は?
○
PGT-Aは累積妊娠成績や周期あ
たりの妊娠率と流産率の改善に
有効か?
Answer
1.PGT-Aを併用した生殖補助医療は、PGT-Aを併用しない生殖補助医療に比べて、累積妊娠率および累積出生率を改善
する明確な証拠はない。(B)
2.反復流産症例に対して流産回避を目的とする場合に、PGT-Aを併用する生殖補助医療は有用である。(B)
【生殖医療の必修知識における記載内容】
○ 近年の研究から、胚では、配偶子形成時の減数分裂不分離による染色体数的異常が極めて高い確率で発生していることが知られて
おり、これらの胚は移植しても妊娠しない、もしくは流死産の転帰となることが多いと考えられる。
○ このため、妊娠率を向上させ、流死産を回避するためには、移植前の胚の染色体検査が有用であるとの期待から、欧米では着床前
胚染色体異数性検査(PGT-A)が広く施行されるようになった。
○ 臨床応用に際しては、PGT-A施行に際して想定されうる、児の染色体異数性に起因する流死産の可能性の低下や妊娠するまでの期
間の短縮といった利益と、PGT-Aを施行しても移植可能胚が得られず移植に至らない場合や胚生検による胚のダメージなどの不利益、
ならびにモザイクや微小欠失を含めた診断精度の限界などに関してクライアントが十分理解したうえで、実際にPGT-A施行を希望す
るか否かの意思決定をすることが大切である。
参考:「生殖医療の必修知識2020」(日本生殖医学会)、「生殖医療ガイドライン」(日本生殖医学会)
1
関連画像
ページ内で利用されている画像ファイルです。
有料会員登録をして頂くことで、このページ内で利用されている画像を個別に閲覧・ダウンロードすることができるようになります。
有料会員登録のお問い合わせはこちらから。