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参考資料3-2 ゾコーバ錠 添付文書 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34324.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会(令和5年度第4回 7/25)《厚生労働省》
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ゾコーバ錠(4

薬剤名等
ボセンタン水和物

臨床症状・措置方法

機序・危険因子

本剤の血中濃度が減少
し、作用が減弱するお
それがある。また、ボ
センタン水和物の血中
濃度が上昇し、副作用
が発現しやすくなるお
それがある。

ボセンタン水和物の
CYP3A誘 導 作 用 に よ
り、本剤の代謝が促進
されるおそれがある。
また、本剤の CYP3Aに
対する阻害作用によ
り、ボセンタン水和物
の代謝が阻害される。

本剤の血中濃度が減少 これらの薬剤の CYP3A
中程度の C
Y
P
3
A誘導剤
エファビレンツ、エト し、作用が減弱するお 誘導作用により、本剤
の代謝が促進されるお
ラビリン、フェノバル それがある。
ビタール、プリミドン
それがある。

メトトレキサート

メトトレキサートの血
中濃度を上昇させ、中
毒症状(口内炎、汎血
球減少)が発現するお
それがある。

i
nv
i
t
r
o試験より本剤
は OAT3阻害作用を有
することが示唆されて
おり、メトトレキサー
トの尿中排出を遅延さ
せるおそれがある。

表1
6
1 反復投与時の薬物動態パラメータ
投与日

例数

※1
C
m
a
x
(
μg
/
m
L
)

※2
T
m
a
x
(
h
r
)

※1
A
U
C
0
τ
(
μg
・h
r
/
m
L
)

※1
T
1
/
2
(
h
r
)

1日目

8

2
2
.
3
(
1
4
.
8
)

2
.
5
0
(
1
.
5
0
,8
.
0
0
)

3
7
2
.
9
(
1
2
.
0
)

-

5日目

7

2
8
.
1
(
1
5
.
6
)

2
.
0
0
(
1
.
0
0
,8
.
0
0
)

5
1
8
.
3
(
1
3
.
0
)

5
1
.
4
(
1
9
.
0
)

1
1
.副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異
常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこ
と。
11.1重大な副作用

※1
:幾何平均値(%
変動係数)
※2
:中央値(最小値、最大値)

**11.1.1アナフィラキシー(頻度不明)

1
6
.
2吸収

11.2その他の副作用
種類\頻度

5
%
以上

1
〜5
%
未満

1
%
未満

過敏症

発疹

消化器

悪心、嘔吐、下
痢、腹部不快感

精神神経系

1
6
.
2
.
1食事の影響

頻度不明

健康成人 14例に本剤(エンシトレルビルとして 375mg)を空腹

そう痒

時又は高脂肪・高カロリー食摂取後に単回経口投与注したときの
6
2に示す。
薬物動態パラメータ 3)を表 1

頭痛

代謝

脂質異常症

その他

HDLコ レ ス テ トリグリセリド 血清鉄上昇
ロ ー ル 低 下 上昇、ビリルビ
ン上昇、血中コ
(1
6
.
6
%

レステロール低


表1
6
2 3
7
5
m
g単回投与時注の薬物動態パラメータ

1
4
.適用上の注意

食事
条件

例数

※1
C
m
a
x
(
μg
/
m
L
)

※2
T
m
a
x
(
h
r
)

※1
A
U
C
0
i
n
f
(
μg
・h
r
/
m
L
)

空腹時

1
3

2
1
.
4
(
2
3
.
5
)

2
.
5
0
(
1
.
5
0
,4
.
0
0
)

1
2
3
6
(
2
3
.
2
)

食後※3

1
4

2
0
.
0
(
1
6
.
4
)

6
.
0
0
(
1
.
5
0
,1
6
.
0
0
)

1
5
3
8
(
1
5
.
8
)

※1
:幾何平均値(%
変動係数)
※2
:中央値(最小値、最大値)
※3
:高脂肪・高カロリー食

14.1薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤は PTPシートから取り出して服用するよう指導す

1
6
.
3分布

ること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入

エンシトレルビルのヒト血清蛋白結合率は、97.7〜98.7%であっ

し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発する

nv
i
t
r
o


た 4)(i

ことがある。

1
6
.
4代謝

1
5
.その他の注意

健康成人にエンシトレルビル

15.2非臨床試験に基づく情報

与注したとき、血漿中では主に未変化のエンシトレルビルが検出

フマル酸(懸濁剤)を単回経口投

カニクイザルに本薬を 2又は 4週間反復経口投与した毒性試験に

され、代謝物としてエンシトレルビルのクロル付加体が検出され

おいて、臨床曝露量の 8倍相当以上で、肝臓門脈、胆嚢、肺/気

た。尿中では主に未変化のエンシトレルビルが検出され、代謝物

管支等に単核細胞主体の炎症性細胞浸潤が認められている 1)。

としてエンシトレルビルのトリアゾール脱メチル体が検出され
た 5)。

1
6
.薬物動態

また、i
nv
i
t
r
o代謝試験の結果、尿中の代謝物であるエンシトレ

16.1血中濃度

ルビルのトリアゾール脱メチル体は、CYP3Aを含む複数の CYP分

健康成人女性 8例に本剤を 5日間空腹時反復経口投与した(エン

子種により生成されると推定された 6)。

シ ト レ ル ビ ル と し て 1日 目 は 375mg、 2日 目 か ら 5日 目 は

1
6
.5排泄

125mg)ときの血漿中濃度推移を図 16-1に、薬物動態パラメー

健康成人男性 20例にエンシトレルビル

-1に示す。
タ 2)を表 16

フマル酸(懸濁剤)を

エンシトレルビルとして 250〜1000mgで空腹時単回経口投与注し
たときの、投与後 144時間までの尿中排泄率は 16.0〜21.8%で
あった 5)。
1
6
.
7薬物相互作用
1
6
.
7
.
1I
nv
i
t
r
o試験
エンシトレルビルは CYP3Aを時間依存的に阻害し、CYP2B6及び
C
Y
P
3
Aを誘導する。
また、エンシトレルビルは P糖蛋白質(P-gp)及び乳がん耐性蛋

(4