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資料1 直近の感染状況等の分析と評価 (2 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第75回 3/9)《厚生労働省》 |
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沖縄
新規感染者数は今週先週比が1.13と増加が続き、約365。新規感染者は30代以下が中心であり、50代以下で増加。病床使用率は4割強、重症
病床使用率は3割強。
上記以外
宮城、秋田、山形、福島、福井、島根、山口、愛媛、高知、佐賀では、それぞれ約193、152、130、134、350、105、153、144、193、293。いずれも
今週先週比が1を上回る水準で増加。宮崎では今週先週比が1.0となり、約140。岩手、新潟、富山、山梨、長野、三重、滋賀、奈良、和歌山、鳥
取、岡山、広島、徳島、福岡、長崎、大分、鹿児島では、それぞれ約149、109、304、182、118、213、386、462、174、122、202、160、236、356、
175、194、172。いずれも今週先週比が1を下回る水準。病床使用率について、岩手、宮崎では約4割、宮城、山形、福島、長野、三重、和歌山、
島根、徳島、愛媛、佐賀、大分では3割強、秋田、広島、高知では4割弱、新潟、福井、鳥取、長崎では2割強、富山では3割弱、山梨、岡山、山
口、鹿児島では4割強、滋賀では7割強、奈良では約6割、福岡では5割強。重症病床使用率について、宮城、徳島、愛媛では約2割、奈良で
は7割弱、高知では3割弱。
※病床使用率、重症病床使用率については、内閣官房ホームページより。
<今後の見通しと必要な対策>
• 新規感染者数は、全国的にみれば、実効再生産数及び今週先週比が1以下と減少が続き、直近1週間の移動平均も減少傾向に
あるが、そのスピードは緩やかな状況。新規感染者における10代以下の割合は増加傾向が続き、依然として高い水準。また、介
護福祉施設における高齢者の感染が継続している。
• 感染レベルが高かった多くの地域では減少傾向が続くが、比較的感染レベルが低かった地域では減少傾向が弱く、下げ止まりや
増加が見られたりと、感染状況の推移に地域差がある。特に、下げ止まりや増加の地域では10代未満が増加していることが多い。
• 夜間滞留人口は重点措置区域の一部で増加している。また、2月下旬に重点措置区域の適用が解除された地域の一部では、夜
間滞留人口が直近1週間で減少しているものの解除前より増加しており、新規感染者数の増加傾向も見られる。
• 現在の感染状況は、継続的な減少傾向が見られた昨夏の感染拡大状況とは異なり、新規感染者数の減少は緩やかであり、少な
くともしばらくの間、新規感染者数が高いレベルで推移していくことが予想される。今後BA.2系統に置き換わることで再度増加に
転じる可能性や、年度末を迎えることによる感染状況への影響に注意が必要である。
• 報告の遅れにより、陽性者数の公表データが実態と乖離している可能性が指摘されており、流行状況の判断にあたっては、他の
指標(例えば東京都のモニタリング項目としては、発熱等相談件数、検査人数、救急医療の東京ルールの適用件数、入院患者数、
重症患者数など)も継続的にモニタリングしていくことが重要。
• 全国の感染者数の減少が続いても入院者数は横ばい又は減少が緩やかな地域も多く、当面は軽症・中等症の医療提供体制等
のひっ迫や、一部の地域では高齢の重症者による重症病床使用率の高止まり傾向が続く可能性がある。今回の感染拡大におけ
る死亡者は、80歳以上の占める割合が高くなっている。感染前の状況としては、医療機関に入院中の方や高齢者施設に入所中
の方が多く、高齢者の中には侵襲性の高い治療を希望されない場合や基礎疾患の悪化などの影響で重症の定義を満たさずに
死亡する方など、コロナが直接の死因でない事例も少なくなく、基礎疾患を有する陽性者でコロナ感染による肺炎が見られなくて
も感染により基礎疾患が増悪することや、高齢の感染者が心不全や誤嚥性肺炎等を発症することで、入院を要する感染者の増
加にも注意が必要。
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新規感染者数は今週先週比が1.13と増加が続き、約365。新規感染者は30代以下が中心であり、50代以下で増加。病床使用率は4割強、重症
病床使用率は3割強。
上記以外
宮城、秋田、山形、福島、福井、島根、山口、愛媛、高知、佐賀では、それぞれ約193、152、130、134、350、105、153、144、193、293。いずれも
今週先週比が1を上回る水準で増加。宮崎では今週先週比が1.0となり、約140。岩手、新潟、富山、山梨、長野、三重、滋賀、奈良、和歌山、鳥
取、岡山、広島、徳島、福岡、長崎、大分、鹿児島では、それぞれ約149、109、304、182、118、213、386、462、174、122、202、160、236、356、
175、194、172。いずれも今週先週比が1を下回る水準。病床使用率について、岩手、宮崎では約4割、宮城、山形、福島、長野、三重、和歌山、
島根、徳島、愛媛、佐賀、大分では3割強、秋田、広島、高知では4割弱、新潟、福井、鳥取、長崎では2割強、富山では3割弱、山梨、岡山、山
口、鹿児島では4割強、滋賀では7割強、奈良では約6割、福岡では5割強。重症病床使用率について、宮城、徳島、愛媛では約2割、奈良で
は7割弱、高知では3割弱。
※病床使用率、重症病床使用率については、内閣官房ホームページより。
<今後の見通しと必要な対策>
• 新規感染者数は、全国的にみれば、実効再生産数及び今週先週比が1以下と減少が続き、直近1週間の移動平均も減少傾向に
あるが、そのスピードは緩やかな状況。新規感染者における10代以下の割合は増加傾向が続き、依然として高い水準。また、介
護福祉施設における高齢者の感染が継続している。
• 感染レベルが高かった多くの地域では減少傾向が続くが、比較的感染レベルが低かった地域では減少傾向が弱く、下げ止まりや
増加が見られたりと、感染状況の推移に地域差がある。特に、下げ止まりや増加の地域では10代未満が増加していることが多い。
• 夜間滞留人口は重点措置区域の一部で増加している。また、2月下旬に重点措置区域の適用が解除された地域の一部では、夜
間滞留人口が直近1週間で減少しているものの解除前より増加しており、新規感染者数の増加傾向も見られる。
• 現在の感染状況は、継続的な減少傾向が見られた昨夏の感染拡大状況とは異なり、新規感染者数の減少は緩やかであり、少な
くともしばらくの間、新規感染者数が高いレベルで推移していくことが予想される。今後BA.2系統に置き換わることで再度増加に
転じる可能性や、年度末を迎えることによる感染状況への影響に注意が必要である。
• 報告の遅れにより、陽性者数の公表データが実態と乖離している可能性が指摘されており、流行状況の判断にあたっては、他の
指標(例えば東京都のモニタリング項目としては、発熱等相談件数、検査人数、救急医療の東京ルールの適用件数、入院患者数、
重症患者数など)も継続的にモニタリングしていくことが重要。
• 全国の感染者数の減少が続いても入院者数は横ばい又は減少が緩やかな地域も多く、当面は軽症・中等症の医療提供体制等
のひっ迫や、一部の地域では高齢の重症者による重症病床使用率の高止まり傾向が続く可能性がある。今回の感染拡大におけ
る死亡者は、80歳以上の占める割合が高くなっている。感染前の状況としては、医療機関に入院中の方や高齢者施設に入所中
の方が多く、高齢者の中には侵襲性の高い治療を希望されない場合や基礎疾患の悪化などの影響で重症の定義を満たさずに
死亡する方など、コロナが直接の死因でない事例も少なくなく、基礎疾患を有する陽性者でコロナ感染による肺炎が見られなくて
も感染により基礎疾患が増悪することや、高齢の感染者が心不全や誤嚥性肺炎等を発症することで、入院を要する感染者の増
加にも注意が必要。
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