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総-1参考資料1○個別事項(不妊治療)について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00224.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第565回 11/17)《厚生労働省》
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不妊治療の保険適用に関する関連学会からの意見

中医協

総-1

( 参 考 資 料 1 )
5 . 1 1 . 1 7

不妊診療の保険適用に関する意見
(日本産科婦人科学会

社会保険委員会

委員長

永瀬智、10月25日)
(下線は保険局医療課)

日本産科婦人科学会(日産婦学会)理事、社会保険委員会委員、生殖内分泌委員会委員および臨床倫
理監理委員会推薦委員を対象に、不妊治療の保険適用の影響について意見聴取を行った。
保険診療への制度変更により不妊治療全体が良い方向に向かっているかに関して、「a. 強く思う、b.
ある程度そう思う、c. 以前と変わらない、d. あまりそう思わない、e. 全く思わない、f. わからな
い」の選択肢を設定し、全体的な感想を収集した。その結果、「a. 強く思う、b. ある程度そう思
う」と回答した施設が72.2%を占め、「d. あまりそう思わない、e. 全く思わない」と回答した
13.9%、「c. 以前と変わらない、f. わからない」と回答した13.9%を大きく上回っていた。
その理由として、➀保険適用により、不妊治療に対する患者の心理的抵抗感が減少したこと、➁➀
に加えて、経済的負担が軽減したことにより、若い患者が受診するようになったこと、➂人工授精か
ら生殖補助医療へのステップアップのハードルがある程度下がったこと、が挙げられる。また、職場
などの理解が得られやすくなった、治療に対する夫(またはパートナー)の意識の向上がみられる、
といった意見もあった。このように、診療への影響や患者の受療への影響を含めて、不妊治療の保険
適用は一定の効果をあげていると考える。

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