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06 参考資料1-3 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会肺炎球菌感染症(高齢者がかかるものに限る。)に対するワクチンに関する報告書 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36630.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第22回 12/1)《厚生労働省》
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一方で、65 歳以上の高齢者における、PCV13 がカバーする血清型による IPD は、IPD 全体のうち
30%程度であるが、それらの IPD に対する PCV13 の有効性は 75%との報告がある。PCV13 の小児へ
の定期接種導入及びその高い有効性により、社会全体における PCV13 がカバーする血清型による肺
炎球菌感染症の流行が阻止されていることにより、PCV13 がカバーする血清型による IPD は着実に
減少しており、今後もその傾向が進むものと想定される。そのため、PCV13 を、IPD 対策として、
広く 65 歳以上の高齢者全体を対象とした定期接種に使用できるワクチンとして新たに指定するメ
リットは少ないと考えられ、肺炎球菌感染症(高齢者がかかるものに限る。)に対しては、PPSV23
で引き続き定期接種を継続していくことが妥当である。一方で、PCV13 は、その高い有効性から、
免疫不全者などのハイリスク者を対象としても、海外で使用されている実績がある。PCV13 に関し
ては、PCV13 がカバーする血清型による肺炎の発症予防の観点から、海外の QOL 評価を参考とし、
費用対効果分析を継続し、モデル解析に着手すると共に、ハイリスク者の定義と、その接種のあり
方について、引き続き検討していくことが必要である。

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