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資料5 新たなステージにおける全世代型社会保障の構築に向けて(有識者議員提出資料) (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/1205/agenda.html |
出典情報 | 経済財政諮問会議(令和5年第16回)《内閣府》 |
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資料5
新たなステージにおける全世代型社会保障の構築に向けて
2023年12月5日
十倉 雅和
中空 麻奈
新浪 剛史
柳川 範之
「成長と分配の好循環」に向けた新たなステージでは、社会保障が、少子高齢化・人口減
少下での経済成長の根幹であることを踏まえ、一体として刷新・強化していく必要。
1. 「成長と分配の好循環」を支える社会保障改革
次のような経済社会の姿を目指し、全世代型社会保障を構築。
健康社会:予防・健康づくりの強化や、DX、新技術の社会実装、共助との連携による一
人一人に最適な医療・介護一体のサービス提供により、世界最高の健康寿命を延伸。
生涯現役:全世代でのリスキリング、個々人の実情に合った効果的なセーフティネット等、
年齢・性別を問わず活躍できる環境を整備。世界一健康で生涯現役の社会を実現。
現役世代の可処分所得拡大:労働市場改革に加え、全世代型社会保障改革等を通じ、
子育て世代への支援を強化。歳出効率化や応能負担により保険料負担の上昇を抑制。
持続可能な社会保障の構築:少子高齢化・人口減少が加速する中にあっても、成長力
を高め、給付と負担の適切なバランスを確保。将来不安を払拭。
2. 社会保障改革の取組方針と進捗管理の在り方
経済・財政一体改革の実現:生産性向上、歳出効率化、個別最適なサービス提供、イノ
ベーション創出等を、医療・介護DXを始めとする経済・財政一体改革により実現。
少子化対策の財源確保:拡充する少子化対策の3兆円半ばについて、歳出改革を始め
財源確保に向けた方策を設定し、これが確実に実施されるよう進捗を図るべき。
EBPMを反映した予算編成:これらの中期的な取組の歳出効率化効果や経済効果を検
証し、その結果を活用する予算編成の仕組みを構築。
進捗管理の徹底:新経済・財政再生計画改革工程表は、こども・子育て政策や「全世代
型社会保障構築を目指す改革の道筋」を取り込み、アウトカムKPIを定めて進捗を管理。
3. 来年度予算に向けて
3報酬改定の方向性:社会保障分野に従事する方々の処遇改善とともに、報酬水準が
国民負担に繋がることを踏まえ、上記「改革の道筋」の初年度にふさわしい歳出効率化
を大胆に実施。医療と介護の連携強化に向けて、報酬体系相互にメリハリ付け。
歳出の目安と子ども予算充実の両立:来年度予算では、財政健全化に向けて、歳出の
目安に沿った予算編成を継続する中で、こども・子育て予算を拡充。
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新たなステージにおける全世代型社会保障の構築に向けて
2023年12月5日
十倉 雅和
中空 麻奈
新浪 剛史
柳川 範之
「成長と分配の好循環」に向けた新たなステージでは、社会保障が、少子高齢化・人口減
少下での経済成長の根幹であることを踏まえ、一体として刷新・強化していく必要。
1. 「成長と分配の好循環」を支える社会保障改革
次のような経済社会の姿を目指し、全世代型社会保障を構築。
健康社会:予防・健康づくりの強化や、DX、新技術の社会実装、共助との連携による一
人一人に最適な医療・介護一体のサービス提供により、世界最高の健康寿命を延伸。
生涯現役:全世代でのリスキリング、個々人の実情に合った効果的なセーフティネット等、
年齢・性別を問わず活躍できる環境を整備。世界一健康で生涯現役の社会を実現。
現役世代の可処分所得拡大:労働市場改革に加え、全世代型社会保障改革等を通じ、
子育て世代への支援を強化。歳出効率化や応能負担により保険料負担の上昇を抑制。
持続可能な社会保障の構築:少子高齢化・人口減少が加速する中にあっても、成長力
を高め、給付と負担の適切なバランスを確保。将来不安を払拭。
2. 社会保障改革の取組方針と進捗管理の在り方
経済・財政一体改革の実現:生産性向上、歳出効率化、個別最適なサービス提供、イノ
ベーション創出等を、医療・介護DXを始めとする経済・財政一体改革により実現。
少子化対策の財源確保:拡充する少子化対策の3兆円半ばについて、歳出改革を始め
財源確保に向けた方策を設定し、これが確実に実施されるよう進捗を図るべき。
EBPMを反映した予算編成:これらの中期的な取組の歳出効率化効果や経済効果を検
証し、その結果を活用する予算編成の仕組みを構築。
進捗管理の徹底:新経済・財政再生計画改革工程表は、こども・子育て政策や「全世代
型社会保障構築を目指す改革の道筋」を取り込み、アウトカムKPIを定めて進捗を管理。
3. 来年度予算に向けて
3報酬改定の方向性:社会保障分野に従事する方々の処遇改善とともに、報酬水準が
国民負担に繋がることを踏まえ、上記「改革の道筋」の初年度にふさわしい歳出効率化
を大胆に実施。医療と介護の連携強化に向けて、報酬体系相互にメリハリ付け。
歳出の目安と子ども予算充実の両立:来年度予算では、財政健全化に向けて、歳出の
目安に沿った予算編成を継続する中で、こども・子育て予算を拡充。
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