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感染症週報 2024年第2週(1月8日-1月14日) (12 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html
出典情報 感染症週報 2024年第2週(1月8日-1月14日)(1/26)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2024年 第2週
(1月8日〜 1月14日)
:通巻第26巻 第2号

◆薬剤耐性菌感染症について
(2023年12月、25ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌(PRSP)感染症、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症〕 は、2次医療圏毎に1カ所以上定められ
た、病床数300以上の基幹定点医療機関(全国約500カ所)から毎月報告される。2023年12月分
の報告を行った基幹定点医療機関数は478であった。

総数

800

男性
女性

600
400

0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

200

年齢階級(歳)

50

図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
総数

40

報告数

MDRP:定点当たり報告数0.01
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の
定点当たり報告数と比べて減少した。過去
10年間の同月との比較では2022年、2019年に
次ぎ3番目に少なかった。高齢者からの報告が
多く、65歳以上が全体の86%を占めていた(図
3)。

図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000

男性
女性

30
20
10
0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

PRSP:定点当たり報告数0.18
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の
定点当たり報告数と比べて減少した。過去
10年間の同月との比較では2020年、2021年、
2022年に次ぎ4番目に少なかった。小児と高齢
者からの報告が多く、5歳未満が全体の19%、
65歳以上が全体の50%を占めていた
(図2)。

薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2023年12月)

報告数

MRSA:定点当たり報告数2.84
10〜12月の定点当たり報告数は、7〜9月の
定点当たり報告数と比べて大きな変化は認め
られなかった。過去10年間の同月との比較では
2013年、2014年、2015年に次ぎ4番目に多かっ
た。高齢者からの報告が多く、65歳以上が全体
の76%を占めていた(図1)。

年齢階級(歳)

図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
6
総数
男性

報告数

4

女性

0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

2

年齢階級(歳)

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

薬剤耐性菌感染症について
(12月)

12