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資料2-3 申請技術の概要及びロードマップ (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37624.html |
出典情報 | 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第158回 2/16)《厚生労働省》 |
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医療技術の概略図:マイクロ波凝固による経皮的前立腺癌病巣標的化焼灼術
【技術概要】「焼灼術用電気手術ユニット マイクロターゼ AFM-712、焼灼術用深部凝固用電極、
ガイディングニードル」を用い、即時治療すべき前立腺癌病巣を有する患者に、「癌制御」と術前の「患者
QOLの維持」という2大目標の両立を図るべく、癌病巣だけをマイクロ波にて凝固・部分焼灼させ、癌だ
け標的化する、低侵襲な新たな前立腺がん治療選択肢を可能とする医療技術である。
【プロトコル】
治 療
対象患者
麻酔:全身麻酔あるいは腰椎麻酔、硬膜外麻酔
体位:砕石位
限局性前立腺癌
「MRI画像」及び「前立腺針生検(以下、針生検)」にて、
癌病巣の限局性が明らかで、画像/病理組織診断上「臨床
的意義のある癌」であり、癌病巣と直腸との距離が10mm
以下、かつ遠隔転移を認めない患者。
2.焼灼術を開始するにあたり、標的癌病巣に対し、汎用超音波画像診断装置の経直腸的バ
イプレーン超音波プローブを用いてリアルタイム超音波ナビゲーションにより、がん制御と機能温存
の両立を達成すべく、ガイディングニードル及び深部凝固用電極の穿刺ルートプランをたてる。
術後経過観察
・ 質問票での生活の質調査(術後10日、1,3,6ヵ月目)
・ 血清PSA値(治療前・治療後1,3,6ヵ月)
・ MRI画像での消失評価(治療後 6ヵ月目)
術後
10日
術後
1カ月
術後
3カ月
術後
6カ月
問診
○
○
○
○
質問票
(EPIC、SF-12
EQ5D、IIEF-15)
○
○
○
○
○
○
○
血清PSA
前立腺MRI
1.術前に実施された前立腺針生検で組織学的に臨床的に意義のある癌と確認された「MRIで
可視化された標的癌病巣」を、汎用超音波画像診断装置の経直腸的バイプレーン超音波プ
ローブを用いてリアルタイム画像で癌病巣を可視化し、腫瘍への腫瘍血管の血流も確認する。
○
3. ガイディングニードルにて病変の手前まで経皮的に穿刺し、ガイド内を通した凝固用電極で病
変を穿刺する。 1回の照射は30W, 60秒間に設定し焼灼する。
4.焼灼対象の可視化部位に加えてセーフティマージンを考慮し、前立腺用深部電極の焼灼範
囲を考慮して、適切な照射回数で標的病変を完全に焼灼できるまで、繰り返す。
5.焼灼実施後、治療前に確認した腫瘍
部位への腫瘍血管の血流が消失している
ことを超音波のドップラーで確認する。
6.治療にかかる時間は約 30˜60分
主に使用する機器:マイクロターゼ AFM-712
承認番号:22500BZX00463000
【技術概要】「焼灼術用電気手術ユニット マイクロターゼ AFM-712、焼灼術用深部凝固用電極、
ガイディングニードル」を用い、即時治療すべき前立腺癌病巣を有する患者に、「癌制御」と術前の「患者
QOLの維持」という2大目標の両立を図るべく、癌病巣だけをマイクロ波にて凝固・部分焼灼させ、癌だ
け標的化する、低侵襲な新たな前立腺がん治療選択肢を可能とする医療技術である。
【プロトコル】
治 療
対象患者
麻酔:全身麻酔あるいは腰椎麻酔、硬膜外麻酔
体位:砕石位
限局性前立腺癌
「MRI画像」及び「前立腺針生検(以下、針生検)」にて、
癌病巣の限局性が明らかで、画像/病理組織診断上「臨床
的意義のある癌」であり、癌病巣と直腸との距離が10mm
以下、かつ遠隔転移を認めない患者。
2.焼灼術を開始するにあたり、標的癌病巣に対し、汎用超音波画像診断装置の経直腸的バ
イプレーン超音波プローブを用いてリアルタイム超音波ナビゲーションにより、がん制御と機能温存
の両立を達成すべく、ガイディングニードル及び深部凝固用電極の穿刺ルートプランをたてる。
術後経過観察
・ 質問票での生活の質調査(術後10日、1,3,6ヵ月目)
・ 血清PSA値(治療前・治療後1,3,6ヵ月)
・ MRI画像での消失評価(治療後 6ヵ月目)
術後
10日
術後
1カ月
術後
3カ月
術後
6カ月
問診
○
○
○
○
質問票
(EPIC、SF-12
EQ5D、IIEF-15)
○
○
○
○
○
○
○
血清PSA
前立腺MRI
1.術前に実施された前立腺針生検で組織学的に臨床的に意義のある癌と確認された「MRIで
可視化された標的癌病巣」を、汎用超音波画像診断装置の経直腸的バイプレーン超音波プ
ローブを用いてリアルタイム画像で癌病巣を可視化し、腫瘍への腫瘍血管の血流も確認する。
○
3. ガイディングニードルにて病変の手前まで経皮的に穿刺し、ガイド内を通した凝固用電極で病
変を穿刺する。 1回の照射は30W, 60秒間に設定し焼灼する。
4.焼灼対象の可視化部位に加えてセーフティマージンを考慮し、前立腺用深部電極の焼灼範
囲を考慮して、適切な照射回数で標的病変を完全に焼灼できるまで、繰り返す。
5.焼灼実施後、治療前に確認した腫瘍
部位への腫瘍血管の血流が消失している
ことを超音波のドップラーで確認する。
6.治療にかかる時間は約 30˜60分
主に使用する機器:マイクロターゼ AFM-712
承認番号:22500BZX00463000