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【資料3】介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会の検討結果について(報告) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》
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令和3年度第2回介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会の評価検討結果について①


令和3年度第2回介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会(令和4年3月2日開催)において、以下の5件について
評価検討を行った。
・開発企業等から提案のあった福祉用具 4件(令和2年11月1日~令和3年10月31日新規受付)
・令和2年度第4回評価検討会において、「評価検討の継続」とされ、追加のエビデンスデータ等が整理された 1件
○ 評価検討にあたっては、「介護保険制度における福祉用具の範囲の考え方」(7要件)、評価検討の視点に基づき
行ったところ。
○ その結果、介護保険の福祉用具の対象として、「否」が4件、「評価検討の継続」が1件とされた。


福祉用具 4件(新規)の提案内容

提案機器

概要

総合的評価

結果

①馬乗り型
電動車いす

貸与種目の範囲に「馬乗り型
電動車いす」または「馬乗り
型モビリティ」を追加。

○ 要介護者等高齢者において使用できる対象者像が想定できないことや示さ
れたデータは施設(特養・老健)における市場調査のみであり、在宅における
住環境や要介護者が利用することによってどのような自立の促進や介護者の負
担軽減が図られた提案になっていない。
○ 当初は介助者の常時見守りが必要であり、後方移動や旋回等従来の車いす
とは異なる動作が求められるなど、通常の車いすと比べて利用時の安全性に配
慮が必要と考えられるが、当該対応については、準備中または検討中のものが
見られ、想定されるリスクに対する対応が不十分である。
○ 上記の点について、在宅での使用例に基づき自立助長や安全に利用される
対策を示すことや、提案されている効果についての定量的なデータを用いた検
証結果が得られる必要がある。



②衝撃吸収
マット

高齢者の転倒による骨折を減
らすため、歩いている時は硬
く、転んだときだけ柔らかい
マットについて、福祉用具の
対象化を提案する。

○ 示されたデータは病院や施設における提供実績や実証実験であるが、在宅
における住環境との違いもあり、利用対象者像や利用効果(骨折の減少率、移
動の活性化等)を含め、要介護者が利用することによって自立の促進や介護者
の負担軽減を図られる福祉用具であることを示す提案になっていない。
○ 要介護・要支援者でない者も使用が想定され、一般製品との差別化が困難
であり、貸与種目としての保険適用の合理性は認められないものと考える。



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