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【資料07-1】化学物質安全対策部会について[305KB] (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38861.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会(令和5年度第5回 3/21)《厚生労働省》
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子供の衣服に 5~10 重量%の TDBPP が添加された (US EPA 1976、Kirk-Othmer
1978-1984、IPCS 1995)。ポリエステル、ナイロン及びアクリルのような材料の
場合、TDBPP は、織物又は編物への熱固定によって 5~10 重量%で適用された
(Prival 1975)。TDBPP は、後加工では繊維製品中に少なくとも数%含有され、
練りこみ加工では数十 µg/g 存在し、BDBPP 化合物はパーセントレベルで防炎加
工剤として使用される(家庭用品関係実務便覧)。
TDBPP 及び BDBPP 化合物は過去 10 年以上、試買調査で違反案件はなく、調査
した限りでは、現在は防炎加工剤として使用されていないと考えられる。このた
め、現行の基準は、TDBPP 及び BDBPP 化合物の意図的な使用を禁止するに十分で
ある。また、これまでにこの基準で健康被害の報告はない。よって、現行試験法
における検出下限値を基準(案)とすることは妥当である。なお、TDBPP 及び BDBPP
化合物については試験法の改正を予定しており、今般提案する基準(案)のレベ
ルを問題なく定量できることを確認している。
3.今後の予定
パブリックコメント、WTO 通報を実施した後、令和6年夏~秋頃に省令を改
正し、令和7年4月1日から施行予定。なお、試験法を定めた通知も同じスケ
ジュールで改正、施行の予定。
(参考1)TDBPP 及び BDBPP 化合物の試験法の改正について
国立医薬品食品衛生研究所及び協力地方衛生研究所において TDBPP 及び BDBPP
化合物試験法の開発及び当該試験法の妥当性評価を実施した。試験法改正案は
令和5年 12 月 25 日開催の家庭用品安全対策調査会において審議され、了承を
得ている。
(1)現行の試験法での課題
現行の TDBPP 試験法については、以下の課題が指摘されている。
○ 有害な試薬(ベンゼン)の使用
○ 充填カラムを使用しており分離能(精度)が低い
また、BDBPP 化合物試験法については、以下の課題が指摘されている。
○ 有害な試薬(ベンゼン、ジアゾメタン)の使用
○ 充填カラムを使用しており分離能(精度)が低い
○ 確認試験が煩雑
(2)試験法の主な変更点
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