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参考資料1-2  第83回社会保障審議会医療部会(令和3年11月29日)各委員の発言要旨(「令和4年度診療報酬改定の基本方針について」関係) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22635.html
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(新型コロナウイルス感染症等にも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の
構築)


例えば(1)の2番目の丸のところの「地域医療を守るための役割を果たしており、
かかりつけ医機能を担う医療機関を中心とした」というのは、恐らく地域包括ケアを担
う地域に近い地域を考えており、例えば4ページの上のほう、「各地域において実態を
見据えつつ質の高い医療提供体制を維持していく」という、ここの地域はもうちょっと
広い、恐らく都道府県か二次医療圏かという地域を考えていると思う。もう少し地域と
いう概念を中心にしつつうまくまとめられないかと思う。



どこにも宿泊療養者のことが出てこない。宿泊療養の人にうまく医療が届かなかった
ことで大変な問題を起こしたということがあると思う。これからも宿泊療養者は必ず出
るわけなので、ここをどうしていくのかはぜひ加えていただきたい。



例えば、大阪は二次救急が中等症、軽症患者の受入れとして主に頑張ってやってきた
という実績もあり、コロナも受入れながら、かつ、しっかりと二次救急の措置を含めて
問題を起こさずにほぼ完遂した。そういう意味での不要不急ではない二次救急に関して
今後ともぜひとも評価していただきたい。



具体的方向性の例の1つ目の新型コロナウイルス感染症患者の診療について、実態に
応じて評価を行うと書いてあるが、これまでの特例的な対応の検証が必要だと思うので、
その部分を追加して、「これまでの特例的対応の検証に基づいて実態に応じた評価を行
う」という書きぶりにしていただければと思う。



「平時からの体制・機能強化を推進する」とあるが、一番重要なことは、有事におい
てそれが機能するということであるので、「有事においても確実な機能発揮がなされる
ことを前提に」という表現にしていただければと考える。



かかりつけ医機能の評価について、患者目線で見て納得感のある評価とすることが重
要であると考える。「対応を実施するなど」の次に、「患者のニーズを踏まえた」とい
う文言を加えていただきたい。



先般の薬機法の改正で、患者の服用期間のフォローアップをすることと、そこで得ら
れた患者からの情報を医師に情報提供することが義務化された。これは患者にとってと
ても大きな変化であり、患者の薬剤師の役割への理解が大いに進むのではないかと期待
している。そういうことからすると、服薬情報の一元的・継続的な把握については、服
薬情報だけではなく、患者がどんな状況にあるのかということもきちんと一元的・継続
的な把握をしていただく必要があり、そういった意味が分かるような形で記載できない
か。



薬学的管理の中に、改めて薬機法の中に裏付けられた服薬状況のモニタリングや、そ
れを医師の先生方に情報提供するという役割について、より丁寧にここで表現していた
だきたい。
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