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資料3ー1 令和6年度インフルエンザワクチン用製造株とその推奨理由 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00103.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会 季節性インフルエンザワクチン及び新型コロナワクチンの製造株について検討する小委員会(第1回 4/22)《厚生労働省》
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B 型(ビクトリア系統)
候補株
①B/Austria/1359417/2021 (BVR-26)
及び
推奨順
理由
最近の B/ビクトリア系統のウイルスは、HA 遺伝子系
統樹上で、V1A.3a.1(以下 3a.1)群と V1A.3a.2(以下
3a.2)群に分かれているが、前シーズン同様、2023/24
シーズンも 3a.2 群のウイルスが主流であった。
フェレット感染血清を用いた抗原性解析では、今シ
ーズンのワクチン推奨株 B/Austria/1359417/2021 類似
株(3a.2 群に属する)に対する血清は流行株と良く反
応した。
また、B/Austria/1359417/2021 類似株(3a.2 群に属
する)を含む 2023/24 シーズンワクチンを接種したヒ
ト(小児、成人、高齢者)の血清を用いた血清学的試験
では、細胞分離 B/Austria/1359417/2021 類似株に対す
る反応性と比較した場合、流行の主流である 3a.2 群の
ウイルスに対して良く反応していた。
以上の成績から、WHO は、2024/25 シーズンの北半
球用の B/ビクトリア系統ワクチン推奨株として、今シ
ーズンと同じ B/Austria/1359417/2021 類似株を引き続
き推奨した。
国内の B/ビクトリア系統ワクチン製造用としては、
令和 5 年度において高増殖株 B/Austria/1359417/2021
(BVR-26)が使用されており、また本株以外に新しくワ
クチン候補株の性状解析は実施されていないことか
ら、ワクチン株検討会議では、令和 6 年度の B/ビクト
リア系統ウイルスのワクチン株として、令和 5 年度と
同一株である B/Austria/1359417/2021 (BVR-26)を推奨
した。

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