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当日資料_安部構成員提出意見 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39614.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第4回 4/22)《厚生労働省》
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在宅医療における薬剤提供について(意見)
令和6年4月 19 日
薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会
構成員 安部 好弘
在宅医療の薬剤提供に関する議論においては、調査研究事業の結果等を含めた
実態把握により医療現場の実情を理解し、各委員の理解の統一を十分に図った上
で、今後の薬物療法の適切な提供に向けた対応方針を検討すべきであると考えて
おり、日本薬剤師会としての意見について以下の通り申し上げます。


在宅医療におけるチーム医療の中で薬局薬剤師が専門性を発揮することは、
薬物療法の安全性の確保や質の向上のために必要であり、参考人を含め検討会
における意見は一致していたと受け止めています。その一方で、在宅医療現場
での課題への対応について様々な意見があり、地域や患者ごとに現場の状況は
大きく異なっていることが示唆されました。



在宅医療を受ける患者ごとに、医療提供体制や提供されている医療サービス
の内容は大きく異なっていることを前提にした議論が必要であり、地域医療に
与える影響等も十分考慮し、一つの一つの状況・背景を踏まえた上で丁寧に課
題を整理していくことが肝要です。



これまでも、医師から訪問薬剤管理を実施するよう指示された場合には、当
該患者の薬剤管理に責任を持つ立場として適切に対応してきており、問題が
あったとは承知していません。仮に薬物療法の提供に支障をきたしたケースが
あったならば、それは当該薬局が在宅医療を提供する者として不適切な対応で
あり、厳しく非難されるべきものと考えます。



一方、医療機関と訪問看護のみで在宅医療が提供されていて、薬局には通常
の外来と同じように処方箋が持ち込まれている在宅患者である場合には、薬剤
は一般的な調剤行為による提供となるため、薬剤師による在宅訪問指導や薬剤
配送の対応は提供サービスとして含まれていません。
このようなケースにおいて薬物療法の提供に支障をきたしている事例があ
るならば、その具体的な状況を踏まえつつ、問題の原因や課題を分析した上で、
どのような改善策を講じるべきかを検討すべきと考えます。

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