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参考資料2_今後の医学教育の在り方に関する検討会におけるこれまでの主な意見について (5 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00013.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第10回 5/17)《文部科学省》
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研究力の向上のために、各学会における専門医の取得要件において、一定の研究活動を求めること
を検討してはどうか。

○ 大学や大学病院の常勤医師でないと研究を継続しづらい状況があるため、他の医療機関に派遣
されている間や、様々な理由で非常勤として勤務する場合などにおいても、研究活動を継続で
きるよう研究環境を整えることが、研究力の向上につながるのではないか。


大学院修了後のポストの確保など研究者としてのキャリアパスの支援が必要ではないか。



大学院を充足するために学位を取りやすくするのではなく、学位自体の価値を高めることが重要。
そのために、学位取得までに学修できる内容を充実した上で、どのようにして学位の価値を評価す
るのかを考える必要がある。同時に、裾野拡大の方策についても検討が必要。



専門医制度の中で、自身の領域に専念してくれる医師を抱え込もうとする動きがあり、専門医を急
いで取ることを後押ししているのではないかと思われるが、急いで専門医を取る必要がないという
ことをもっとシステム化して、風通しよく、社会全体で専門医を養成する体制を作るべき。

<医学以外の分野との協働>


研究者の総数を増やすとともに、医学以外の分野における研究者が大学病院で研究できる環境整備
が必要。例えば、研究領域によっては工学系分野との共同研究が有効であるなど、医療系の知識だけ
ではカバーできない領域もある。



医学研究は非常に高度化しており臨床医の研究として担い切れなくなりつつある。医学以外の分野
における研究者の参画や大学病院で研究できる環境整備、それに見合った組織の在り方の検討が必
要ではないか。



PhD との連携を社会実装まで持っていくためには相当なインフラが必要であり、幾つかのハブになる
ような大学を作ってはどうか。また、他学部出身の人材が大学病院に自由に出入りできるような仕
組みに変えることが必要。

<学部段階での教育の導入>


医学部の卒業時までに卒論を書くプログラムを導入するなど、研究に関する基礎体力を卒前の教育
課程で養成することで、医師として働きながら研究をすることにつながるのではないか。



MD-PhD 育成コースや医学研究実習等において、研究の面白さや論文の書き方等を学べるとよい。研
究について前倒ししたシームレスな医学教育が求められるのではないか。



臨床研究論文が増えてきた背景に、若者にとっては専門医制度ができ、専門医を取得することがわ
かりやすいということがあるのではないか。一方、基礎生命科学において、博士の学位を取得するこ
とは、各教授の裁量によるので、若者にとってはわかりづらいのではないか。学部段階で研究の面白
さや DX を用いた教育等を導入しながら、強化していく必要があるのではないか。



医学研究に従事する医師の裾野を拡大することは理想的であるが、研究に意欲のない医師に指導す
ることはエネルギーを要する上、研究力が本当に向上するのかは疑問がある。そのため、卒前の学部
教育の段階で研究の面白さを知ってもらい、時期を問わず戻ってこれるような、経済的支援を含め
た仕組みが必要。

<その他>


女性の入学者の割合がかなり増えている。研究又は診療に従事する人のうち、女性だけではなく介

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