よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料5 誰もが活躍できるウェルビーイングの高い社会の実現に向けて②(社会保障の強靱化)(参考資料)(有識者議員提出資料) (2 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0523/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和6年第6回 5/23)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

国民の安心につながる医療・介護の提供体制
 社会保障が「成長と分配の好循環」を支えるには、社会保障を持続可能なものとし、国民の将来不安を払しょくする必要。医療・
介護について、DXやイノベーション創出に加え、サービス提供体制の構築や費用の適正化が長年の課題であり、「経済・財政一
体改革の点検・検証」でもその点を指摘。
 医療提供体制については、地域医療構想の実現とともに、医師の偏在に対して、経済的インセンティブと規制的手法のベスト
ミックスによる是正策が必要。介護分野では人手不足の懸念等に対し、ロボット・AIの活用、経営大規模化、保険外サービス事
業者との連携等を含む、介護サービス提供体制の中長期ビジョンを策定し、計画的に取り組んでいく必要。
医師の需給推計

医療福祉分野の労働需要の見通し(2019年推計)

~厚労省の推計では、医師の働き方改革と整合的な「需要ケース2」
(週60時間労働)において、2029年頃に一国全体の医師需給が均衡~

~労働需要は高齢化により介護を中心に増加。2040年段階で、就業者全体
の2割に相当し、特に介護分野で著しい人手不足が懸念~
(万人程度)
1,200
1,000
800

医療福祉全体
826
[12%]

940
[14~15%]

毎年
+0.9%

介護

~一国全体で医師数が供給超過となり得る中で、
医師が集中する地域の偏在是正が必要~

800
600
400

上位

二次医療圏

200

二次医療圏

指標

下位

指標

1 東京都 区中央部

789.8

37 埼玉県 秩父

157.5

2 東京都 区西部

569.1

38 埼玉県 利根

155.7

3 東京都 区西南部

413.7

39 千葉県 山武長生夷隅 145.1

4 東京都 区南部

380.4

40 東京都 西多摩

138.1

5 神奈川県 川崎南部 347.3

41 東京都 島しょ

131.6

200
0

335

410

毎年
+1.5%

507

400

首都圏の二次医療圏における医師偏在(2024年1月時点)

1,000

以下の抑制効果

その他

600

(首都圏の二次医療圏)

就業者全体に占める割合

1,070
[18~20%]

・AI、ロボット等の活用に
よる生産性向上
・予防・健康づくりを通じた
医療介護需要の縮減
‐介護認定率1歳分後倒
し(→963万人)

医療

310

325

毎年
+0.1%

330

963

926

‐介護認定率1.5歳分後
倒し+医療受療率2.5歳
分低下(→926万人)

0
2018
【就業者数全体】 6,665万人

2025
6,490万人
~6,082万人

2040
6,024万人
~5,245万人

2040

(備考)
1.左上図は、厚生労働省「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(2024年2月26日)、財務省財政
制度等審議会資料より作成。供給推計は、今後の医学部定員を2020年度の水準(9,330人)と仮定。需要推計は、労
働時間、業務の効率化、受療率等を、一定の幅をもって推計。(ケース1)週55時間労働≒時間外労働:年間720時間、
(ケース2)週60時間労働≒時間外労働:年間960時間、(ケース3)週78.75時間労働≒時間外労働:年間1,860時間。
2.左下図は、「医師偏在指標(二次医療圏)」より作成。医師偏在指標=標準化医師数/(地域の人口÷10万÷地域の
標準化受療率比)
3.右図は、厚生労働省「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部のとりまとめについて【参考資料】」、 「2040年を
見据えた社会保障の将来見通し(議論の素材)」より作成。労働需要の内訳は、「議論の素材」の比率を基に仮定計算
したもの。
1