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経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2024の策定に係る要望について (2 ページ)

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出典情報 経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2024の策定に係る要望について(6/6)《全国老人保健施設連盟ほか》
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高い数であったばかりでなく、訪問介護員については過去最高となる15.53倍に
まで及んでおり、足元では離職超過が生じている状況にあります。
介護福祉分野において、質量両面での「人への投資」が最重要課題のひとつとして
挙げられることは間違いなく、高い実効性とスピード感を備えた施策の展開が求めら
れます。
それらを踏まえ、
「骨太の方針2024」におきましても、賃上げの波を後押しする
更なる処遇改善に向けた取組や、ICTの導入と活用及び生産性向上を一層推進する
ための支援策、ケアマネジメントの質向上及び人材確保(処遇改善等)に向けた方策
の検討による在り方の見直し、そして介護福祉現場におけるタスクシフト/シェアを
より高い次元で実現し、その専門性を効率的・効果的に活かしていくための規制改革
の推進等により、2040年に向けた介護福祉人材施策を強く掲げていただきたく、
要望いたします。
(3)医療・介護費の適正化に向けた改革に係る諸提言への慎重な検証について
介護福祉分野をはじめとする我が国の社会保障施策については、人口動態等を踏ま
えた持続可能な在り方について国民全体で議論を高め、深めていかなければならない
ことは言うまでもありません。その改革の途上において一定の厳しい見直しが避けて
通れないことは承知しているところではありますが、経済財政諮問会議において医療・
介護費の適正化に向けた改革の前進が掲げられたことに加え、財政制度等審議会から
も建議により具体的な提言がされているところ、以下の事項等については、介護福祉
サービス利用者の生活に大きく影響する可能性が高いことから、その効果とリスクに
ついて慎重な検証をお願いいたしたく、要望いたします。
・高齢者向け施設・住まいにおけるサービス提供の在り方
・軽度者に対する生活援助サービス等の地域支援事業への移行
・ケアマネジメントの利用者負担の導入
・多床室の室料負担の見直し ほか