よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料2-1】エイズ予防指針に基づく対策の評価と推進のための研究 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40400.html
出典情報 厚生科学審議会 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第7回 6/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

⑨早期治療導入での検討
• <第三 医療の提供 三 総合的な医療体制の確保>に項目あり
• 免疫力の検査値が一見正常であっても感染時点から悪性腫瘍発生をはじめ
とする免疫機能障害は緩やかに進行しており19)20)、治療の遅れの影響は治
療開始後も持続21)。診断後早期からの治療開始はHIV陽性者の予後を改善す
るとともに、二次感染防止の観点23)からも重要である。
• 早期治療開始を臨床的に要するが、免疫機能障害認定基準に該当しない患者
23)24)では、一時的に高額療養費制度を適用しても経済的理由で治療継続が
困難な例があり、同様に妊婦での治療中断例やAIDS発症での再診事例があ
る。国および都道府県は、かかる症例での救済措置の検討をされたい。
19)The INSIGHT SATART STUDY, N Engl J Med 373:795-807.2015
20) HIV感染症治療薬共同使用成績調査 2022年報告書 シミック株式会社
https:///www.hrd.gr.jp/common/kyoudou/index.html
21) INSIGHT START Study Group, NEJM Evid 2023; 2 (3) DOI: 10.1056/EVIDoa2200302
22)谷口俊文「HIV・エイズの早期治療実現に向けての研究」令和4年度研究報告書
23)城川泰司郎ら HIV感染症/急性B型肝炎重複感染症例に迅速に抗HIV療法を開始せざるを得なかった1例 日本エイズ学会誌18:529,2016
24)四本美保子ら 顕在化した抗HIV療法開始時期の世界とのギャップ 第67回日本感染症学会東日本地方会学術集会/第65回日本化学療法学会東日本支部総会合
同学会2018 p98