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・【別添】ロボット技術の介護利用における重点分野(令和6年6月改訂) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/juutenbunya_r6kaitei_00001.html
出典情報 「ロボット技術の介護利用における重点分野」を改訂しました(6/28)《厚生労働省》
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ロボット技術の介護利用における重点分野の改訂について
2024 年 6 月 28 日
厚生労働省 老健局 高齢者支援課
経済産業省 商務・サービスグループ 医療・福祉機器産業室
1.背景及び概要
厚生労働省及び経済産業省では「ロボット技術の介護利用における重点分野」(2012 年策定、
2014 年・2017 年改訂)を定め、介護ロボットや ICT 等のテクノロジー(以下、「介護テクノロジ
ー」という)を活用した介護サービスの質の向上、職員の負担軽減、高齢者等の自立支援による
生活の質の維持・向上に資する取組を推進するため、介護ロボット等の開発・導入を支援してき
た。
昨今の ICT・IoT 技術を用いたデータ利活用が進む状況や、介護現場における新たな社会課題を
踏まえつつ、革新的な機器の開発促進・普及を目指すため、「ロボット技術の介護利用における重
点分野」の改訂を行うとともに、名称を「介護テクノロジー利用の重点分野」に変更する。
2.重点分野の特定に向けた考え方
(1)重点分野の基本的な考え方
・介護テクノロジーの活用により、介護サービスの質を確保するとともに、職員の負担軽減
に資する生産性向上の取組を推進し、魅力ある職場環境づくりを目指す。
・介護テクノロジーの活用により、自立支援・社会参加等による高齢者等の本人の生活の質
の維持・向上を実現することを目指す。
・ICT や IoT 技術、AI 予測エンジン、データ利活用サービスといった、デジタル技術の進展
動向を踏まえる。
・入所系サービスなど限られたサービス類型での利活用だけではなく、在宅など様々な環境
での利活用が必要であることを踏まえる。
・技術オリエンテッドではなく、介護現場のニーズが真に反映され、誰もが利用したいと感
じられる介護テクノロジーの開発等を推進する。
(2)具体的な選定基準
・高齢者等の自立支援、介護サービスの質の確保や介護者の負担軽減を実現するものである
こと。ただし、医療機器としての開発が適当であるものは対象としない。
・国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)における調査や介護ロボット等の開発・
実証・普及広報のプラットフォーム事業等において、介護現場のニーズや関心の高い分野
であること。
・介護テクノロジー活用が合理的な分野であること。