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【参考資料1】急性呼吸器感染症(ARI ) の今後の取扱いについて(第85回感染症部会資料1) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40990.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第86回 7/8)《厚生労働省》
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3.「重症」急性呼吸器感染症(SARI)の動向の把握について
3-1 「重症」急性呼吸器感染症(SARI)の動向の現状について
現状
• 現状、重症急性呼吸器感染症(SARI)の動向については、以下により把握
• マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、レジオネラ肺炎、百日咳、オウム病について基幹定点又は全数報告により把握
• 法第14条第1項に規定する厚生労働省令で定める疑似症(定点)のうち、呼吸器症状を呈するもの
• 新興・再興感染症データバンク事業(REBIND) では、COVID-19のみが対象
• 研究機関等からの論文(調査は一時的であり、継続的な実施なし)

課題と論点
• 「重症呼吸器感染症」という症候群における、原因となる病原体の割合、「病原体不明」の割合を把握できない
• パンデミック対策の観点からは、継続的調査を行い、重症例の呼吸器病原体の早期探知、ならびに動向把握が必要
• COVID-19の経験から、SARIについては、発生動向のみではなく、臨床症状、検体、病原体ゲノム情報等の詳細情報を
経時的に把握を行うことができる体制の確保が重要
方向性の選択肢
1. ARIの基幹定点として入院事例を把握
2. SARIをREBINDの新規対象感染症に位置づけ
方向性(案)
○ 国内の重症呼吸器感染症の発生動向とともに、臨床症状、検体、病原体ゲノム情報等の詳細情報を把握するため、重
症呼吸器感染症(SARI)をREBINDの新規対象感染症として追加し把握してはどうか。
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