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総ー2臨床検査の保険適用について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41283.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第592回 7/17)《厚生労働省》
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製品概要
1 販売名

プラテリア アスペルギルス IgG抗体

2 希望企業

バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社

3 使用目的

血清中のアスペルギルスIgG抗体の検出(アスペルギルス感染の診断
の補助)
製品特徴

出典:企業提出資料

・ 本品は、血清中のアスペルギルスIgG抗体の検出(アスペルギル
ス感染の診断の補助)を行う体外診断用医薬品である。

臨床上の有用性
・ 本品の性能について、本邦でアスペルギルス感染症が疑われ、
培養検査で陽性となった検体128例を用いた試験においては、下
表のとおり本品はアスペルギルス沈降抗体に比して、慢性肺ア
スペルギルス症(CPA) 及びアレルギー性気管支肺アスペルギ
ルス症(ABPA)に対して高い陽性率を示し、また臨床上区別が重
要となるColonizationに対しても高い陰性率を示した。
本品とアスペルギルス沈降抗体の性能比較
4 構造・原理

本品

総検
体数

陽性率
(%)

陰性率
(%)

アスペルギルス
沈降抗体

総検
体数

陽性率
(%)

陰性率
(%)

CPA

33

75.8%
(25/33)

24.2%
(8/33)

CPA

33

66.7%
(22/33)

33.3%
(10/33)

ABPA

18

77.8%
(14/18)

22.2%
(4/18)

ABPA

18

55.6%
(10/18)

44.4%
(8/18)

Colonization
(陰性対象)

77

10.4%
(8/77)

89.6%
(69/77)

Colonization
(陰性対象)

77

11.7%
(9/77)

88.3%
(68/77)

・ 本品の臨床上の位置づけについて、 CPA及びABPAの診断に
関し、「アスペルギルス症の診断・治療ガイドライン 2015」(一般社
団法人 日本医真菌学会作成)上、標準治療に先立って行うべき
検査としてアスペルギルス沈降抗体による検査が推奨されてい
る。また、ガイドライン改定において、同検査に代えて本品による
検査が推奨されることが決定しており、本品は臨床上重要な役
割を果たすことが期待される。

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