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10 都立・公社病院の外来を受診した後遺症患者の症例分析 (6 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021271.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第84回 3/24)《東京都》
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4 症例紹介

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【改善】
通院し、対症療法を行い、時間の経過とともに症状が改善するケースがみられる。
30代女性 症状:頭痛、動悸、その他(めまい、ふらつき) 5か月で改善
・5月上旬にコロナ療養終了後、頭痛等が続き、7月中旬に受診
・9月上旬に精査入院し、各種検査を実施、高血圧・片頭痛治療剤を処方し、動悸はやや改善
・10月上旬の再診時には、症状は改善
40代男性 症状:嗅覚障害、味覚障害、倦怠感 1か月半で改善
・11月上旬にコロナ療養終了後、味覚・嗅覚障害、倦怠感が続き、11月下旬に受診
・血液、レントゲン検査を行い、ビタミン剤、漢方薬、咳止め薬等を処方し、経過観察
・12月中旬の再診時には、症状は改善
【症状継続】
コロナ療養終了後に重い症状が出現するケースや、症状がなかなか改善しないケースもみられる。
20代男性 症状:その他(神経障害)、頭痛、筋肉痛 症状が重く、専門医療機関へ入院
・コロナ罹患時は軽症だったが、7月上旬の療養終了から1週間後、倦怠感、筋肉痛、頭痛が出現し、歩行
や座った姿勢を維持することも困難な状況となり、8月上旬に受診
・脳MRI検査等を実施、漢方薬や鎮痛剤を処方したが、症状継続のため、10月に専門の医療機関へ入院
50代男性 症状:その他(脱力感) 4か月経過で症状継続
・9月上旬にコロナ療養終了後から、身体に力が入らない状態が続き、10月下旬に受診
・11月上旬に精査入院し、各種検査を実施、ステロイド剤で筋肉痛消失、連続労作可能で握力も回復
・12月中旬の再診時に、症状が再燃し、1月上旬に再診の際にステロイド薬処方で、やや改善
・2月に再診予定