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資料3-1-2 再生医療等製品感染症定期報告感染症別文献一覧表[127KB] (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41653.html |
出典情報 | 薬事審議会 医療機器・再生医療等製品安全対策部会(令和6年度第1回 8/1)《厚生労働省》 |
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令和6年8月1日
令和6年度第1回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会
資料 3-1ー2
感染症定期報告感染症別文献一覧表(再生医療等製品2023/10/1~2024/3/31 )
ID
1
2
3
感染症(PT)
出典
概要
ウイルス感染
N Engl J Med.
387(2022)470-472
ヘニパウイルス属に属するヘンドラウイルスとへニパウイルスは、ヒトに感染
し、致死的な疾患を引き起こすことが知られている。発熱患者より検出され
た系統発生的に異なるウイルスがLangya henipavirus(LayV)と名付けられ
た。
ウイルス感染
ProMED-mail
20230626.8710768
ダニ咬傷を経験した茨城県の70代女性が、オズウイルスに感染した後、
2022年に心筋炎で死亡した。野生動物及びヒトがダニ媒介性ウイルスに感
染した可能性に関する複数の報告はあったが、本例が世界で1例目の死亡
症例と考えられる。
マールブルグ病
問題点:赤道ギニアにおいて初めてマールブルグ病のヒト-ヒト感染が発生した。
【概要】2023年2月25日にDisease Outbreak Newsで初めてアウトブレイクが発表され
て以来、赤道ギニアでは8例のマールブルグ病(MVD)の検査確定例が追加で報告さ
れた。これにより2023年2月にアウトブレイクが宣言されて以来、合計で検査確定例9
例及び可能性例20例となった。検査確定例のうち7例及び可能性例全例が死亡した。
新たに確定された8例のうち、2例がKie-Ntem州、4例がLitoral州及び2例がCentreSur州からの報告であり、各地域は約150km離れており、ウイルスの広範囲な伝播が
示唆された。2023年2月7日、赤道ギニア保健社会福祉省は、2023年1月7日から2月7
日の間にRio Muni地方Kie-Ntem州東部Nsok Nsomo地区の2つの村でMVD疑い例8
例の死亡が発生したと報告した。2023年2月12日、接触者から採取された8つの血液
検体はセネガルのダカールにあるパスツール研究所に送られ、うち1検体でRT-PCR
によりマールブルグウイルス陽性であることが確認された。本症例は発熱、嘔吐、血
液混入した下痢及び痙攣を呈し、2023年2月10日に病院で死亡した。本症例はNsok
Nsomo地区の村で死亡した疑い例4例と疫学的に関連していた。2023年3月13日、
Kie-Ntem州の追加2例からの検体がRT-PCRによりMVD陽性と判定され、2023年3月
15日に同国西部Litoral州の住民から得られた別の検体で同様にRT-PCRにてMVD陽
WHO ホームページ.
性が確認された。Kie-Ntem州の確定例と疫学的に関連していた。Kie-Ntem州と
https://www.who.int/e Litoral州は同国の異なる地域に位置し、約150km離れている。3月18日、20日に
mergencies/disease- Litoral州から新たに検査確定例3例が、3月20日にはCentre Sur州から新たに検査確
定例2例が報告された。Centre Sur州では、症例が地理的に広範囲に分布し、疫学的
outbreakな関連性が不明確であることから、ウイルスの地域社会での感染が未検出のまま拡
news/item/2023散する可能性ある。全体として、アウトブレイクが始まってから3月21日までに赤道ギ
DON449
ニアで確認された累積確定例は9例、可能性例は20例であった。アウトブレイクの発
生源を特定するため、綿密な疫学調査が続けられている。
【WHOによるリスク評価】赤道ギニアは、初めてMVDのアウトブレイクに直面しており、
同国の発生管理能力を強化する必要がある。感染地域の3州はいずれもカメルーン
及びガボンと国境を接している。国境を越えた住民の移動は頻繁であり、国境は非常
に脆弱である。赤道ギニア以外ではMVD症例は報告されていないが、国際的な感染
拡大の危険性は否定できない。以上の状況を考慮し、前回の更新以降に新たに得ら
れた情報、赤道ギニアにおけるアウトブレイクの地理的な広がり、確認された症例の
一部の疫学的関連性が不確実であることを踏まえ、現在リスク評価を見直していると
ころであるが、国レベルでは非常に高く、小地域レベルでは高く、地域レベルでは中程
度、世界レベルでは低いと判断されている。
【WHOからのアドバイス】MVDの確定又は疑い患者をケアする医療従事者は、患者の
血液及び他の体液、汚染された表面及び物体との接触を避けるために標準的な予防
策に加えて追加の感染予防及び管理策を適用すべきである。入手可能な情報及び現
在のリスク評価に基づき、WHOは赤道ギニアへの渡航や貿易の制限を行わないよう
助言している。
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令和6年度第1回医療機器・
再生医療等製品安全対策部会
資料 3-1ー2
感染症定期報告感染症別文献一覧表(再生医療等製品2023/10/1~2024/3/31 )
ID
1
2
3
感染症(PT)
出典
概要
ウイルス感染
N Engl J Med.
387(2022)470-472
ヘニパウイルス属に属するヘンドラウイルスとへニパウイルスは、ヒトに感染
し、致死的な疾患を引き起こすことが知られている。発熱患者より検出され
た系統発生的に異なるウイルスがLangya henipavirus(LayV)と名付けられ
た。
ウイルス感染
ProMED-mail
20230626.8710768
ダニ咬傷を経験した茨城県の70代女性が、オズウイルスに感染した後、
2022年に心筋炎で死亡した。野生動物及びヒトがダニ媒介性ウイルスに感
染した可能性に関する複数の報告はあったが、本例が世界で1例目の死亡
症例と考えられる。
マールブルグ病
問題点:赤道ギニアにおいて初めてマールブルグ病のヒト-ヒト感染が発生した。
【概要】2023年2月25日にDisease Outbreak Newsで初めてアウトブレイクが発表され
て以来、赤道ギニアでは8例のマールブルグ病(MVD)の検査確定例が追加で報告さ
れた。これにより2023年2月にアウトブレイクが宣言されて以来、合計で検査確定例9
例及び可能性例20例となった。検査確定例のうち7例及び可能性例全例が死亡した。
新たに確定された8例のうち、2例がKie-Ntem州、4例がLitoral州及び2例がCentreSur州からの報告であり、各地域は約150km離れており、ウイルスの広範囲な伝播が
示唆された。2023年2月7日、赤道ギニア保健社会福祉省は、2023年1月7日から2月7
日の間にRio Muni地方Kie-Ntem州東部Nsok Nsomo地区の2つの村でMVD疑い例8
例の死亡が発生したと報告した。2023年2月12日、接触者から採取された8つの血液
検体はセネガルのダカールにあるパスツール研究所に送られ、うち1検体でRT-PCR
によりマールブルグウイルス陽性であることが確認された。本症例は発熱、嘔吐、血
液混入した下痢及び痙攣を呈し、2023年2月10日に病院で死亡した。本症例はNsok
Nsomo地区の村で死亡した疑い例4例と疫学的に関連していた。2023年3月13日、
Kie-Ntem州の追加2例からの検体がRT-PCRによりMVD陽性と判定され、2023年3月
15日に同国西部Litoral州の住民から得られた別の検体で同様にRT-PCRにてMVD陽
WHO ホームページ.
性が確認された。Kie-Ntem州の確定例と疫学的に関連していた。Kie-Ntem州と
https://www.who.int/e Litoral州は同国の異なる地域に位置し、約150km離れている。3月18日、20日に
mergencies/disease- Litoral州から新たに検査確定例3例が、3月20日にはCentre Sur州から新たに検査確
定例2例が報告された。Centre Sur州では、症例が地理的に広範囲に分布し、疫学的
outbreakな関連性が不明確であることから、ウイルスの地域社会での感染が未検出のまま拡
news/item/2023散する可能性ある。全体として、アウトブレイクが始まってから3月21日までに赤道ギ
DON449
ニアで確認された累積確定例は9例、可能性例は20例であった。アウトブレイクの発
生源を特定するため、綿密な疫学調査が続けられている。
【WHOによるリスク評価】赤道ギニアは、初めてMVDのアウトブレイクに直面しており、
同国の発生管理能力を強化する必要がある。感染地域の3州はいずれもカメルーン
及びガボンと国境を接している。国境を越えた住民の移動は頻繁であり、国境は非常
に脆弱である。赤道ギニア以外ではMVD症例は報告されていないが、国際的な感染
拡大の危険性は否定できない。以上の状況を考慮し、前回の更新以降に新たに得ら
れた情報、赤道ギニアにおけるアウトブレイクの地理的な広がり、確認された症例の
一部の疫学的関連性が不確実であることを踏まえ、現在リスク評価を見直していると
ころであるが、国レベルでは非常に高く、小地域レベルでは高く、地域レベルでは中程
度、世界レベルでは低いと判断されている。
【WHOからのアドバイス】MVDの確定又は疑い患者をケアする医療従事者は、患者の
血液及び他の体液、汚染された表面及び物体との接触を避けるために標準的な予防
策に加えて追加の感染予防及び管理策を適用すべきである。入手可能な情報及び現
在のリスク評価に基づき、WHOは赤道ギニアへの渡航や貿易の制限を行わないよう
助言している。
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