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【議題(14)資料14】3巡目国スポの見直しに関する考え方.pdf (1 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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議題資料14

3巡目国スポの見直しに関する考え方
令和6年8月1日
全 国 知 事 会

国民体育大会(以下「国体」という。)は、その開催を契機として全国各地で競技施
設やインフラ(道路等)の整備が進み、多様なスポーツの普及や選手・指導者の育成、
競技力の向上に貢献するなど、我が国及び地域のスポーツ振興に大きな役割を果たし
てきた。一方、急激な少子化や人口減少、地方財政の逼迫、競技ごとに行われる他の
全国大会の充実など、その取り巻く環境は大きく変化している。
今後、国民スポーツ大会(以下「国スポ」という。)という新しい大会に生まれ変わ
るとともに、国体からの通算で3巡目を迎えるにあたり、こうした環境変化を踏まえ、
開催主体である国、日本スポーツ協会(以下「JSPO」という。)、都道府県(全国知事
会)をはじめとする関係者が、十分な意思疎通を図り、開催都道府県の負担軽減や大
会の魅力向上などを通じて国スポが将来に向けて持続可能な大会となることを目指し、
大会の意義やあり方をゼロベースで再検討することが重要と考える。
そのため、全国知事会としては、JSPO が設置する有識者会議において、次のような
考え方を基本に臨むこととする。



国スポの開催意義
これまでの国体は、スポーツの普及及び発展、地方文化の発展及び地域振興に寄与
してきた。
今後は、大会を取り巻く環境変化や「体育」から「スポーツ」へと名称が変更され
た新しい大会に生まれ変わることを踏まえ、国スポがトップ選手も集まる「全国民的
なスポーツの祭典」として国民から注目され、アスリートの活躍や育成に資する場と
なるとともに、開催都道府県の魅力が発揮され、スポーツ文化の醸成や地域振興に貢
献する持続可能な大会となるよう、その意義を今日的な視点で見直すこと。



開催頻度
国スポを目指す選手のモチベーション、少年の参加機会等を考慮し、簡素化・効率
化を図った上で、毎年開催を維持すること。



大会の開催時期及び開催期間
大会参加者の宿泊施設及び輸送の確保等を考慮し、JSPO が定める「国民スポーツ
大会開催基準要項」における開催時期及び開催期間(本大会は9月中旬から10月
中旬の11日間以内、冬季大会は12月から2月末日の5日間以内)については、
本大会と冬季大会という区分の見直しを含め、開催時期及び開催期間の弾力化を図
ること。



大会形式及び総合成績・得点方法
地域スポーツの振興とふるさと意識醸成のため主催都道府県のフルエントリー制に
ついては維持しつつも、総合成績を都道府県対抗で競う大会のあり方を再考するとと
もに、特に顕著な成績をあげた個人や団体を特別に表彰することなどを検討すること。
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