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議題3 先-5 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42187.html
出典情報 先進医療会議(第134回 8/8)《厚生労働省》
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先-5
6.8.8

東京医科歯科大学病院における事案について(告示番号 15、23、24)
1.当該技術について
・告示番号:15
・告示日:令和4年4月1日
・医療技術名:タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
・適応症:胚移植を必要とする不妊症
・医療技術の概要:体外受精や顕微授精後の卵子をタイムラプス装置搭載型培養器と従来
型培養器を用いて培養し、Pronucleus(PN)出現、細胞分裂様式、多核、割球間のサイ
ズ、胚盤胞の細胞数、卵割に要する時間などを比較検討する。また、タイムラプス搭載
型培養器で得られた胚の形態的評価と従来型培養器での胚の形態学的観察による評価
をもとに選択した胚を移植し、生産率等を比較する。
・告示番号:23
・告示日:令和4年4月1日
・医療技術名:子宮内細菌叢検査1
・適応症:慢性子宮内膜炎が疑われるもの
・医療技術の概要:子宮内から内膜を吸引して提出する。DNA 抽出を行い、次世代シー
クエンサー(new generation sequencer:NGS)を用いて、子宮内腔液に含まれる細菌
の 16S リボソーム RNA 解析を行うことで、Lactobacillus 属の占める割合及び、その
他細菌叢の分布を明らかにする。
・告示番号:24
・告示日:令和4年4月1日
・医療技術名:子宮内膜受容能検査1
・適応症:不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊又は一般不妊治療が無効であるも
のであって、これまで反復して着床又は妊娠に至っていない患者に係るものに限る。)
・医療技術の概要:吸引用子宮カテーテルを用いて、子宮内膜を採取する。採取した子宮
内膜を検体とし、次世代シークエンサーをもちいて 236 遺伝子を網羅的に解析し、内
膜組織が Receptive(受容期)か Non-receptive(非受容期)かを評価する。また、Nonreceptive の際はどのくらい Receptive までに差があるかも評価を行う。子宮内膜が着
床を受容する期間に周期を同期させ、胚移植を行うことで着床率の向上を目指す。
2.経緯、医療機関側の対応について
・ 2022 年 3 月に本技術の先進医療届出の際に、当該医療機関において、同意説明文書
の必要な修正等を確認することなく保険外併用療養の開始が病院運営会議において
承認された。
・ 2023 年 8 月の先進医療実績報告の際に同意説明文書が倫理審査委員会での承認を受

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