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資  料 2-2 細菌スクリーニング導入による輸血後細菌感染対策について(日本赤十字社提出資料) (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42777.html
出典情報 薬事審議会 血液事業部会 安全技術調査会(令和6年度第1回 8/30)、運営委員会(第2回 8/30)(合同会議)《厚生労働省》
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図2

諸外国の細菌スクリーニング導入状況と細菌感染症発生頻度

【細菌スクリーニングの概要と細菌スクリーニング導入後の血小板製剤運用】日本赤十字社の細菌スク
リーニング導入においては、血小板採血から培養実施まで待機時間を 40 時間以上確保し、24 時間の培
養検査を実施後に陰性の製剤を供給するため、血小板製剤の有効期間を 2 日間延長する。これは諸外国
の標準的な有効期間であり、安全性や有効性にかかる臨床データに基づくものである。なお、日本の洗
浄血小板製剤は同様のものが諸外国には存在せず入手可能な臨床データがないため、FDA の基準に則
り現在と同様に製造(洗浄)後 48 時間(ただし採血後 4 日間を超えない)の有効期間の中で細菌スク
リーニングを導入する。
(図3)

図3 細菌スクリーニング導入後の採血から供給までの流れ
【今後の展望】細菌スクリーニング導入により、重篤な輸血後細菌感染症を防止することが期待される。
有効期間延長による影響については、J-HeST のデータを用いることにより製造販売後に調査を実施す
る予定である。
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