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総-8保険医が投与することができる注射薬 (処方箋を交付することができる注射薬)における効能効果の追加に伴う対応について(案) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43409.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第594回 9/11)《厚生労働省》
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中 医 協

保険医が投与することができる注射薬 6 . 9
(処方箋を交付することができる注射薬)における
効能効果の追加に伴う対応について(案)

総 - 8


1.背景


ビメキズマブ製剤については、令和6年8月30日の薬事審議会医薬品第二部会におい
て、2.に記載の効能・効果並びに用法・用量の追加に係る製造販売承認事項一部変更
承認が承認可とされ、今後厚生労働大臣によって承認される見込みである。



同製剤については、令和5年4月26日の中医協総会において、4週間に1回投与する
場合に限り、保険医が投与することができる注射薬(処方箋を交付することができる注
射薬)として、承認されている。今般承認可とされた同製剤の用法・用量は、2週間に
1回投与とされている。



関係学会から、今般承認される見込みである用法・用量についても在宅医療において
使用可能とすることを希望する要望書が提出されているところ。

2.薬剤の詳細(令和6年8月30日薬事審議会医薬品第二部会時)
【一般名】
ビメキズマブ(遺伝子組換え)
【販売名】
ビンゼレックス皮下注160mgシリンジ、同皮下注160mgオートインジェクター
【追加される予定の効能・効果】
化膿性汗腺炎
【追加される予定の用法・用量】
<化膿性汗腺炎>
通常、成人にはビメキズマブ(遺伝子組換え)として、1回320mgを初回から16
週までは2週間隔で皮下注射し、以降は4週間隔で皮下注射する。なお、投与間
隔は患者の状態に応じて適宜2週間隔又は4週間隔を選択することができる。
【薬理作用】
本剤は、IL-17A及びIL-17Fに選択的に結合して中和し、Th17細胞の培養上清とイ
ンキュベートしたNIH-3T3線維芽細胞では、炎症性サイトカインの指標IL-6の分泌
を阻害した。また、同様の条件でインキュベートしたヒト皮膚線維芽細胞及びヒト
表皮ケラチノサイトにおいて、ビメキズマブは一連の炎症関連遺伝子とタンパク質
の発現を抑制した。
加えて本剤は、好中球及び単球の炎症部位への遊走を防ぐこと及びヒト皮膚線
維芽細胞及びヒト表皮ケラチノサイトにおいて炎症に関与する遺伝子発現を抑制
して炎症性サイトカイン及びケモカインの分泌を阻害することにより、組織の炎
症反応を正常化した。

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