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田中構成員提出資料 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24928.html
出典情報 介護保険制度における福祉用具貸与・販売種目のあり方検討会(第2回 3/31)《厚生労働省》
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介護保険制度における福祉用具貸与・
販売種目のあり方検討会(第2回)
令和4年3月31日

田中構成員提出資料

介護保険制度における福祉用具貸与・販売種目のあり方検討会(第2回)
についての意見
株式会社マロー・サウンズ・カンパニー
代表取締役 田中紘太
※ 第1回の御議論を踏まえ、現場で実際にケアマネジメントを行っている中
での経験を踏まえ、福祉用具のみのケアプランについての実情や傾向をご紹介
したく、実際の事例の概要を以下のとおり、意見とともに申し上げます。



福祉用具のみのケアプランの利用になりやすい傾向のご利用者
ケアマネジメントは利用者の意向心身の状態や、生活環境等様々な状況を勘
案しながら、ケアマネジメントとして、アセスメントやモニタリング等を行って
いることから、一概には言えませんが、これまでの経験を踏まえると、以下のよ
うなご利用者や状況が傾向として言えるのではないかと思います。
・ 同居の介護家族はいるが配偶者も高齢であり、判断能力の低下や持病を抱
えているが現時点では何とか本人の介護を行っており、本人は進行性の疾患で
あるため、予後は不良と言われているが、まだ何とか自宅内動作や近隣への外
出は出来るため、有事の際には迅速に介入できるよう頻回に連絡を取り合い経
過観察しており、給付としては福祉用具のみとなっており、入退院や外来通院
の際には必要に応じて医療機関へ同行したり、連絡を取り合い対応しているケ
ース
・ 精神疾患を患っており、他者が自宅内に入ってくることに対して拒否的で
あり、福祉用具貸与により住環境を整え、車椅子等を使用し通院を行っている。
モニタリング訪問し本人の精神的な訴えに傾聴し精神面での安定化を図って
いる他、訪問以外の場面でも電話応対を行っているケース
・ 認知症があり、独居にて生活を送っている。服薬管理が出来ず訪問介護に
より服薬確認、服薬介助を行ってきたが、他者の介入に対して拒否を示し訪問
介護の支援を断ってしまった。訪問診療と訪問薬局も介入しているが、こちら
も拒否が見られておりいつ終了するか分からない。給付管理としては手すりの
貸与のみとなっている。一人で外出してしまい、転倒により再骨折となり再入
院となり、都度病院と連絡を取り合っている。