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【参考資料3】急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスに係る具体的な方針について(第86回 感染症部会 資料1) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43386.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第89回 9/18)《厚生労働省》
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3 . 急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスについて

3ー3 急性呼吸器感染症(ARI)のサーベイランスの症例定義(案)
急性呼吸器感染症(ARI)とは(再掲)
急性呼吸器感染症は、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)あるいは下気道炎(気管支炎、
細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称。
現状
それぞれ感染症ごとに症例定義が定められ、当該症例定義に基づき届出がされている。
考え方
1. 症例定義の「症状」に、「発熱」を含む定義
2. 症例定義の「症状」に、発熱の有無を問わない定義(発熱が必須ではない。)
メリット

デメリット

発熱の有無を
問う場合

• 「発熱の有無を問わない」定義と比較し、対象症例
の判断が容易となる

• 発熱を伴わない頻度が比較的高いRSウイルス感染症
等の受診時に発熱していない症例や、症状として発
熱を呈しない場合もある症例について把握をしにく
くなる

発熱の有無を
問わない場合

• 「発熱の有無を問う」定義と比較し、対象症例の範
囲が広くなり、受診時に発熱していない症例や、症
状として発熱を呈しない場合もある症例についても
把握することができる

• 対象症例の範囲が広く、指定届出機関における負担
が増すことが想定される

検討事項
感染症危機を起こす呼吸器感染症が「発熱しない」頻度が高い場合がありうることや、これまで定点把握してお
り、発熱を伴わない頻度が比較的高いRSウイルス感染症等も幅広く含めることができるよう、「発熱の有無を
問わない」定義 としてはどうか。
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