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【資料2】急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスに係る具体的な方針について(報告) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43998.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第90回 10/9)《厚生労働省》
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1.これまでの議論を踏まえた急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスに係る具体的な方針

急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスの目的、特定感染症予防指針の範囲及び症例定義
◼ 急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスの目的(第85回、86回厚生科学審議会感染症部会)


急性呼吸器感染症(ARI)の定義に合致する症例数及び収集された検体又は病原体から、各感染症の患者数や病原体等の発生数を集計し、
国内の急性呼吸器感染症(ARI)の発生の傾向(トレンド)や水準(レベル)を踏まえた、流行中の呼吸器感染症を把握すること。

◼ 急性呼吸器感染症(ARI)に関する特定感染症予防指針とその範囲(第85回、86回厚生科学審議会感染症部会)


現在の「インフルエンザに関する特定感染症予防指針」を廃止し、「 急性呼吸器感染症に関する特定感染症予防指針」を策定すると
とにもに、上気道あるいは下気道炎を呈し、国内で発生が見られる疾患 及び 新たに五類感染症に位置づける「急性呼吸器感染症」を
範囲とすること。
【対象範囲と疾患の種類等】第86回厚生労働科学審議会感染症部会 資料1(一部改変)
対象範囲

疾患の種類

考え方

上気道炎及び下気道炎を呈し、国
内で発生がみられる疾患

インフルエンザ、COVID-19、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、ヘルパン
ギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、百日咳、クラミジア肺炎、マイコプ
ラズマ肺炎、レジオネラ症、オウム病

• 国内での発生が見られている疾患であり、総合的に
予防のための施策を推進するため策定することが重
要であることから範囲とする。

新たに五類感染症に位置づける
「急性呼吸器感染症」*

同左

• 上段の(上気道炎及び下気道炎を呈し、国内で発生が
みられる)疾患と一体的に、総合的に施策を推進する
ため策定することが重要であることから範囲とする。

*既に感染症法上位置付けられている急性呼吸器症状を呈する感染症を除く「急性呼吸器感染症」

◼ 急性呼吸器感染症(ARI)の症例定義(第85回、86回厚生科学審議会感染症部会)


咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のどれか1つの症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑
う外来症例 ※
※ 感染症危機を起こす呼吸器感染症が「発熱しない」頻度が高い場合がありうることや、これまで定点把握しており、発熱を伴わない頻度が比較的高
いRSウイルス感染症等も幅広く含めることができるよう、「発熱の有無を問わない」定義とする。

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