よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料2】急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスに係る具体的な方針について(報告) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43998.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第90回 10/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1.これまでの議論を踏まえた急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスに係る具体的な方針

急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点の対象疾患の範囲、設計及び報告様式
◼ 急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点の対象疾患の範囲(第86回厚生科学審議会感染症部会)


特定感染症予防指針の範囲のうち、四類感染症を除いたもの(五類感染症に限定する。)を範囲とすること。具体的には、インフルエン
ザ、COVIDー19、RSウイルス、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、百日咳、クラミジア肺炎、マイコプラズ
マ肺炎、新たに五類感染症に位置づける「急性呼吸器感染症」を対象疾患とすること。

◼ 急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点の設計(第89回厚生科学審議会感染症部会)


急性呼吸器感染症(ARI)定点の約10%を選定することとし、急性呼吸器感染症(ARI)病原体定点から収集された検体又は病原体を活用
しゲノムサーベイランスを実施 ※ することを想定し、病原体提出の実績がある小児科定点及びインフルエンザ/COVIDー19定点を、
優先的に急性期呼吸器感染症(ARI)定点及び病原体定点として指定すること。
※ 現在のCOVIDー19におけるゲノムサーベイランスは、急性呼吸器感染症(ARI)定点/病原体定点からの報告開始に向け、実施体制の変更を行う予定。

◼ 急性呼吸器感染症(ARI)定点における報告様式(第89回厚生科学審議会感染症部会)


急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスの主旨を踏まえ、「その他」の項目を設け、急性呼吸器感染症(ARI)のうち発生している感染症
の割合を把握できるような様式 とする※こと。
※ 報告事務負担を軽減することを目的に、効率的な報告手法について引き続き検討することとする。

◼ 急性呼吸器感染症(ARI)定点/病原体定点からの報告開始時期(第89回厚生科学審議会感染症部会)


都道府県への説明を丁寧に行い、急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスの取組を進めること。
(備考)第89回厚生科学審議会感染症部会後に実施した、複数の都道府県へのヒアリングを踏まえ、報告開始時期(施行規則の施行日)を令和7年4月以降
を予定。

◼ その他(第89回厚生科学審議会感染症部会にて議論)


今般の新たなサーベイランス導入後のフォローアップを行うとともに、中長期的な課題として、高齢者における感染症の発生動向を
どのように把握していくのか等について検討すること。

4