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資料1-1 令和8年度の各都道府県の募集定員上限について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45919.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和6年度第4回 11/27)《厚生労働省》
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令和8年度の全国の募集定員上限について①
医道審議会医師臨床研修部会報告書「医師臨床研修制度の見直しについて」(抜粋)(平成30年3月)
(1)募集定員の設定
○ 臨床研修病院の募集定員については、
・ 人口当たり医師数が多く研修医採用率も高い大都市圏の都府県がある一方、医師数が少なく研修医採用率も少ない県がある。
・ 募集定員倍率を 2020 年度以降も1.1倍に維持した場合、大都市圏の都府県と それ以外の道県の採用実績の割合はほぼ横ばいの見込
みである。
・ 一方、定員倍率の極端な圧縮は、①採用実績数の減少、②病院間の競争の低下、 ③アンマッチ率の増加、を引き起こす懸念がある。
という状況が見られる。
○ 2025 年度に募集定員倍率を1.05倍にした場合の推計においても、前年度採用者数の保障を行うこととすれば、全都道府県で、募集
定員上限が平成 29(2017)年度の採用実績を上回るよう設定される。
○ これらを踏まえて、地域医療の確保の観点から臨床研修医の都市部への集中を更に抑制していくために、前年度採用者数の保障を行った
上で、臨床研修病院の募集定員倍率を2025 年度に1.05倍となるよう更に圧縮させることとする。

医師臨床研修部会報告書「医師臨床研修制度の見直しについて」(抜粋)(令和6年3月)
(②全国の総募集定員について)
○ 既述のとおり、全国の総募集定員は、推計した研修希望者数に係数を乗じて設定することとしている。この係数は毎年度縮小させており、
令和7(2025)年度は1.05 とした。
○ この係数については、募集定員総数と実際に採用される研修医の数に乖離がある(※1)ことを理由として更なる縮小を求める意見がある。
一方で、極端に縮小した場合には、臨床研修病院間の採用に係る競争が低下する、研修医マッチングにおけるアンマッチ者の割合が増加
する等の指摘がある(※2)。令和8(2026)年度以降の係数の在り方については、これらの指摘等を踏まえ検討することが必要である。
※1 令和5(2023)年度においては、厚生労働省が設定した全国の総募集定員 11,260 人の範囲内で、都道府県が実際に配分した募集定員総数は 11,066 人であり、これに対して、研修
希望者数は 10,423 人、実際に採用された研修医の数は 9,388人であった。
※2 平成30年報告書は「定員倍率の極端な圧縮は、①採用実績数の減少、②病院間の競争の低下、③アンマッチ率の増加、を引き起こす懸念がある」としている。

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