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資料1-1 ヨウ化カリウム製剤とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬2剤(エサキセレノン、エプレレノン)の併用に関する「使用上の注意」の改訂について[459KB] (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45738.html |
出典情報 | 薬事審議会 医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第9回 12/4)《厚生労働省》 |
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慢性気管支炎、喘息
〇第三期梅毒
〇放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減
③-3
放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減
2.経緯
〇 エサキセレノン及びエプレレノン(以下「両剤」という。
)は、作用機序の
カリウム貯留作用より高カリウム血症を誘発する可能性があり、カリウム製
剤を併用した場合にはそのリスクが高まる可能性があることから、高血圧症
に使用する場合にヨウ化カリウムを含むカリウム製剤が「併用禁忌」とされて
いる。
〇 ヨウ化カリウムについて、両剤の使用上の注意との整合を図る観点から、両
剤を一律に併用禁忌とする改訂が令和6年8月に行われた。
(ただし、エプレ
レノンは、高血圧症の効能・効果に関するものに限る。
)
〇 一方、
「原子力災害対策指針」(令和6年9月 11 日、原子力規制委員会)及び
「安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって」
(令和3年7月 21 日、原子力規制
庁)では、放射性ヨウ素による甲状腺の内部被ばくのおそれがある場合には、
安定ヨウ素剤を適切なタイミングで服用できるよう準備しておくことが必要
とされており、予防的防護措置を準備する区域(PAZ)の対象住民に対して
事前に安定ヨウ素剤を配布しておき、全面緊急事態に至った場合には、避難の
際に、原子力災害対策本部等の指示に基づき、事前配布された安定ヨウ素剤を
速やかに服用することとされている。このような状況下では、医療関係者が不
在の状況で服用することになることや、
「放射性ヨウ素による甲状腺の内部被
曝の予防・低減」に係るヨウ化カリウム製剤の用法及び用量等も踏まえて、改
めて併用禁忌の必要性について、検討する必要があると判断した。
〇 今般、厚生労働省医薬局医薬安全対策課から独立行政法人医薬品医療機器
総合機構(以下「機構」という。
)に対して、ヨウ化カリウム製剤の「放射性
ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減」に係る効能・効果における両剤
との併用禁忌解除の可能性に関して、用法・用量等も踏まえて調査するように
依頼し、機構により調査結果報告書が取りまとめられた。
3.調査結果
〇 内部被曝の予防・低減に使用するヨウ化カリウム製剤について、その必要性、
用法・用量、製剤中のカリウム量、各薬剤の海外添付文書の記載状況、ガイド
ライン等の記載状況を調査した。(資料1-2)
2
〇第三期梅毒
〇放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減
③-3
放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減
2.経緯
〇 エサキセレノン及びエプレレノン(以下「両剤」という。
)は、作用機序の
カリウム貯留作用より高カリウム血症を誘発する可能性があり、カリウム製
剤を併用した場合にはそのリスクが高まる可能性があることから、高血圧症
に使用する場合にヨウ化カリウムを含むカリウム製剤が「併用禁忌」とされて
いる。
〇 ヨウ化カリウムについて、両剤の使用上の注意との整合を図る観点から、両
剤を一律に併用禁忌とする改訂が令和6年8月に行われた。
(ただし、エプレ
レノンは、高血圧症の効能・効果に関するものに限る。
)
〇 一方、
「原子力災害対策指針」(令和6年9月 11 日、原子力規制委員会)及び
「安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって」
(令和3年7月 21 日、原子力規制
庁)では、放射性ヨウ素による甲状腺の内部被ばくのおそれがある場合には、
安定ヨウ素剤を適切なタイミングで服用できるよう準備しておくことが必要
とされており、予防的防護措置を準備する区域(PAZ)の対象住民に対して
事前に安定ヨウ素剤を配布しておき、全面緊急事態に至った場合には、避難の
際に、原子力災害対策本部等の指示に基づき、事前配布された安定ヨウ素剤を
速やかに服用することとされている。このような状況下では、医療関係者が不
在の状況で服用することになることや、
「放射性ヨウ素による甲状腺の内部被
曝の予防・低減」に係るヨウ化カリウム製剤の用法及び用量等も踏まえて、改
めて併用禁忌の必要性について、検討する必要があると判断した。
〇 今般、厚生労働省医薬局医薬安全対策課から独立行政法人医薬品医療機器
総合機構(以下「機構」という。
)に対して、ヨウ化カリウム製剤の「放射性
ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減」に係る効能・効果における両剤
との併用禁忌解除の可能性に関して、用法・用量等も踏まえて調査するように
依頼し、機構により調査結果報告書が取りまとめられた。
3.調査結果
〇 内部被曝の予防・低減に使用するヨウ化カリウム製剤について、その必要性、
用法・用量、製剤中のカリウム量、各薬剤の海外添付文書の記載状況、ガイド
ライン等の記載状況を調査した。(資料1-2)
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