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議題2 先-2粒子線に係る報告書について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46563.html
出典情報 先進医療会議(第138回 12/5)《厚生労働省》
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先ー2
6.12.5

日本放射線腫瘍学会からの粒子線治療に係る報告について
1.背景
○ 粒子線治療については、陽子線治療が平成 13 年7月から、重粒子線治療が平成 15 年
11 月から、限局性固形がんを適応症とした高度先進医療として開始され、平成 24 年 10
月以降は先進医療Aとして実施されてきた。
○ 平成 28 年度診療報酬改定時に一部の適応症(小児腫瘍に対する陽子線治療、切除非
適応の骨軟部腫瘍に対する重粒子線治療)について保険適用するとともに、比較対照を
厳格に設定するなど重点的な評価が必要な適応症(前立腺がん、肝臓がん、肺がん、膵
臓がん等)については、先進医療Bに切り替えて実施することとした。


上記以外の適応症については、日本放射線腫瘍学会(以下、「学会」という。)が作成
した統一治療方針に基づき、先進医療Aでの症例集積を行っていくこととした。

○ 平成 29 年 10 月に開催した第 58 回先進医療会議において、先進医療の定期報告とは
別に、学会より先進医療Aとして実施された粒子線治療、学会による施設訪問等に係る
報告書を提出していただき、その後も年に1度程度、学会に定期的な報告を求めること
とした。


また、平成 29 年 11 月に開催した第 59 回先進医療会議において、キャンサーボード

の質の担保と均てん化を目的として、「先進医療Aとして実施される粒子線治療の適応判
定のためのキャンサーボードの指針」が学会より提出され、その実施状況についても先
進医療会議において適宜確認していくこととした。


第 128 回先進医療会議(令和6年1月 11 日)における議論では、既存治療(X 線治
療等)と比較して、生存率等の臨床的アウトカムの改善が明示的に示された適応症につ
いては、「十分な科学的根拠があるもの」として評価された。既存治療(X 線治療等)
と比較して、生存率等の臨床的アウトカムの改善が明示的に示されず、引き続きエビデ
ンスの集積が望ましいと考えられるその他の適応症については、「一定の科学的根拠が
あるもの」として、評価された。(参考資料1)

2.今後の取扱いについて
○ 昨年度に引き続き、学会より提出された先進医療Aとして実施された粒子線治療に係
る報告書(参考資料2)につき、先進医療会議で確認していただくこととする。


なお、現在の先進医療Bの実施状況、申請状況等は以下のとおりとなっている。

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