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(要望書)食費の基準費用額の見直しにかかる要望 (2 ページ)

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出典情報 食費の基準費用額の見直しにかかる要望(1/8)《全国老人福祉施設協議会》
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2024 年(令和6年)11 月の消費者物価指数(総務省)の動向を見ると、食料価格は、

2021 年(令和 3 年)比で 21.4%上昇(生鮮食品を除く食料は 19.9%上昇)しており、

いまも米の価格の高騰に伴う影響が続いています。また、最低賃金は過去最大の全国平

均 51 円引上げられました。このような中で、今後、特養の食費にかかる経費は調査時

点(令和6年)よりも更に増加していくことは想像に難くありませんが、全国老施協の

調査によれば、食材料費が更に高騰した場合、約7割の特養が、これ以上質を維持する
工夫の余地がないと回答しており、施設の創意工夫による対応は限界にきています。
以上を踏まえ、以下の2点を要望いたします。
・ 食費の基準費用額(1,445 円)については 309 円(利用者 1 人1日当たり食費
1753.8 円-基準費用額 1,445 円)の引き上げを、次の介護報酬改定を待たずに早

急に実施していただきたい。なお、その際、低所得者対策として、現行の補足給
付制度における利用者負担限度額は維持していただきたい。

・ 厚生労働大臣が定める基準費用額について、報酬改定サイクルの中間年において
は賃金上昇率や物価上昇率の変動によって改定する賃金スライド及び物価スライ
ドの仕組みを導入していただきたい。

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平均定員(特養+短期)は 81.8 人/日。月次の給食関連収支 ▲571,434.6 円/月の赤字=

1 施設あたり食費収入 3,334,065.4 円((利用者負担第4段階の方(延べ利用者の
32.3%)
)×第4段階以上の方の利用者一人一日あたりの食費の設定額の平均 1,533.6 円)
+(
(第1~3段階の方の合計(延へ利用者の 67.7%)×1,445 円(基準費用額))- 1 施設
あたり食費支出 3,905,500.0 円(給食材料費+調理員人件費)