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資料2 「出産なび」について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49357.html
出典情報 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第7回 2/5)《厚生労働省》
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前回いただいた主なご意見②
(妊婦健診に関する情報の充実について)


十分な情報に基づいて選択できる環境整備に向け、地域や施設ごとに異なる妊婦健診についても見える化が必要。「出産なび」での妊婦健診
の内容や費用の掲載、妊婦健診のみを実施する施設への対象施設の拡充をお願いしたい。



最初の妊婦健診に訪れる人は、すでにその施設で産もうと考えており、その前の段階の人たちにリーチする必要がある。そのためには、妊娠
したかもと思い妊娠検査を検討中の人にとって有用な情報、例えば妊娠検査が受けられる施設一覧が「出産なび」とリンクしていると良い。
妊娠・出産に関するいろいろなデータが、データランド的に載っている部分があると、興味を持つ人から口コミが広がっていくので、妊婦健診
の公費負担などの情報を「出産なび」に載せていくと良い。
妊婦健診は、毎回予期できない自己負担を繰り返し、医療機関に「それはオプションの検査だと思うのでいらない」と言えるほど知識もないの
が妊婦の実態。この病院なら妊婦健診がいくらで、それに対してこの市区町村に住んでいるなら補助がいくらで、差額分については自分で支
払う必要があるということが事前に分かっているのが望ましい。それが「出産なび」があればできるのかなという期待感がある。







出産費用だけでなく、妊婦健診費用についても、産むまでに幾らかかるのかが可視化されて、それに備えられるようになり、何に対してお金を
払っているのかの納得感が得られるようにするべき。
「出産なび」は、経緯からすると、研究班で議論して作り上げてきたもの。費用の情報を医療機関が自主的に出すとかなりの労力を要するため、
医療機関の負担を考慮して、直接支払制度の専用請求書のデータから算出している。妊婦健診・産後ケアは専用請求書がないので、将来的に
は取り組んでいきたいが、医療機関の負担にならない方策を考えないと、今すぐに実現するのは難しいのではないか。

(産後ケアに関する情報の充実について)






産後ケアのニーズは非常に高く、利用料金よりは、産後ケアをやっているのか・やっていないのかといった実施状況、実施施設だとすれば
ショートステイ型・デイサービス型・アウトリーチ型のうちどの類型に対応しているのかを知りたいという声がかなり集まっている。
助産師が妊産婦に「出産なび」を紹介すると、「産後ケアの実施施設等についてもチェックできるのか」と尋ねられるという声もあるので、この
点については少し早めに対応いただけるよう、検討を進めていただきたい。
「出産なび」が産前・産後に光を当てて、どういうふうに見せていくかというのは非常に大事。産後ケアは申請手続きが難しく、申請したその場
で使えるサービスではないので、なるべく分かりやすく使いやすいよう情報を出していくことが必要。
産後ケアの情報が非常に重要で、当事者としてぜひ使いたい機能。自治体のウェブサイトでは、契約施設がずらっと一覧になっていて、そこか
ら自分で通える範囲の施設で月齢などの条件に合う施設を、産後のもうろうとした意識の中で探さないといけない。
住所など特定の場所を入力すると、何キロ以内の施設のうち、自分の条件で自治体の補助が利用できる施設が表示される、例えば「この区で、
この月齢で使えるのはこの3件です」ということが表示されると非常に簡便だと思うので、ぜひ実現していただきたい。
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