よむ、つかう、まなぶ。
総-2参考1 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_51409.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第604回 2/19)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
7 . クノ
1
中医協 絵一2参考1
9
令和7年2月3 日
要 望
昌
厚生労働省 保険局
医療課長 林 修一郎 様
一般社団法人 日本血液学会
理事長 高折昌更
造血器腫瘍を対象としたがんゲノムプロファイリング検査の算定に係る要望
今般、造血器腫場を対象としたがんゲノムプロファイリング検査 (以下パネル検査) が薬
事承認されま した。令和 7 年1 月現在、保険適用となる疾患・病期は決定しておりません
が、下記に示しますように、固形がん上臨床とは異なる造血問腫場臨床の特殊性に鑑み、本
検査の算定を高額薬剤と同様の出来高文払いと して頂くよう要望します。
現行の固形がんに対するパネル検査では、がんゲノムプロファイリング検査 (D006-19)
として 44, 000 点、がんゲノムプロファイリング評価提供料 (B011-5) と して 12, 000 点が
算定可能ですが、DO006-19 に関しては、DPC 制度の対象となっており、入院中のパネル検
査提出が困難な状況です。 造血器腫瘍のパネル検査を高額薬剤と同様の出来高支払いとし
て頂きたい理由は以下のとおりです。
1. 白血病等の一部の造血器腫場では、病勢の進行が非常に早いこと、初診時に出血や
重偽な感染症、電解質異常等を合併する場合が多いことなどから、ときに致死的と
なる急性の経過をたどる危険性があります。従って、受診後直ちに入院治療が必要
となるケースを多く経験します。この点は、パネル検査のための検体採取から入院
加療まで、時間的余裕が比較的ある固形がんと大きく異なります。また、他科で入
院中の愚者が、造血器腫瘍の妖いで、治療の緊急性から急大血液内科やや小児科に転
科となるケースもあります。すなわち、人造血器腫瘍の臨床では、病勢の進行が非常
に早く、急速に致死的な転帰をたどる危険人性もあるため、診断および治療方針決定
のためのパネル検査を、入院中に実施せざるを得ない状況が生じます。
2. 造血稚種場の代表的疾患である白血病、多発性骨髄種、一部の悪性リンパ腫におい
ては、骨秋中で腫揚細胞が増加 します。そのため、骨髄から骨和髄液を採取し、骨簡
溢中の腫瘍細胞から核酸を抽出し、パネル検査を実施 します。成人の場合、腸骨も
しくは胸骨から、局所麻酔下で企刺針を用いて骨髄液を採取 します (骨髄窪刺検
査)。一方、小児の場合、局所麻酔下での骨失究刺検査の実施が困難であり、入院
のうえ、静脈鎮静下で骨髄究刺を実施する施設が一般的です 合*2。従って、小児
の造血槍騨瘍皿者に対して全、骨笠彼を使用したパネル檎査は、入院中に実施・失
出する必要があります。 2槍当
1
中医協 絵一2参考1
9
令和7年2月3 日
要 望
昌
厚生労働省 保険局
医療課長 林 修一郎 様
一般社団法人 日本血液学会
理事長 高折昌更
造血器腫瘍を対象としたがんゲノムプロファイリング検査の算定に係る要望
今般、造血器腫場を対象としたがんゲノムプロファイリング検査 (以下パネル検査) が薬
事承認されま した。令和 7 年1 月現在、保険適用となる疾患・病期は決定しておりません
が、下記に示しますように、固形がん上臨床とは異なる造血問腫場臨床の特殊性に鑑み、本
検査の算定を高額薬剤と同様の出来高文払いと して頂くよう要望します。
現行の固形がんに対するパネル検査では、がんゲノムプロファイリング検査 (D006-19)
として 44, 000 点、がんゲノムプロファイリング評価提供料 (B011-5) と して 12, 000 点が
算定可能ですが、DO006-19 に関しては、DPC 制度の対象となっており、入院中のパネル検
査提出が困難な状況です。 造血器腫瘍のパネル検査を高額薬剤と同様の出来高支払いとし
て頂きたい理由は以下のとおりです。
1. 白血病等の一部の造血器腫場では、病勢の進行が非常に早いこと、初診時に出血や
重偽な感染症、電解質異常等を合併する場合が多いことなどから、ときに致死的と
なる急性の経過をたどる危険性があります。従って、受診後直ちに入院治療が必要
となるケースを多く経験します。この点は、パネル検査のための検体採取から入院
加療まで、時間的余裕が比較的ある固形がんと大きく異なります。また、他科で入
院中の愚者が、造血器腫瘍の妖いで、治療の緊急性から急大血液内科やや小児科に転
科となるケースもあります。すなわち、人造血器腫瘍の臨床では、病勢の進行が非常
に早く、急速に致死的な転帰をたどる危険人性もあるため、診断および治療方針決定
のためのパネル検査を、入院中に実施せざるを得ない状況が生じます。
2. 造血稚種場の代表的疾患である白血病、多発性骨髄種、一部の悪性リンパ腫におい
ては、骨秋中で腫揚細胞が増加 します。そのため、骨髄から骨和髄液を採取し、骨簡
溢中の腫瘍細胞から核酸を抽出し、パネル検査を実施 します。成人の場合、腸骨も
しくは胸骨から、局所麻酔下で企刺針を用いて骨髄液を採取 します (骨髄窪刺検
査)。一方、小児の場合、局所麻酔下での骨失究刺検査の実施が困難であり、入院
のうえ、静脈鎮静下で骨髄究刺を実施する施設が一般的です 合*2。従って、小児
の造血槍騨瘍皿者に対して全、骨笠彼を使用したパネル檎査は、入院中に実施・失
出する必要があります。 2槍当