日本血科学会では、2018 年よりゲノム医療委員会を発足し、小児・成人領域の造血器腫
瘍分野におけるゲノム医療のあり方に関して継続して検討して参りました。また、厚生労
働科学研究費補助金 疾病・隊害対策研究分野 がん対策推進総合研究事業「人造血器腫瘍に
おける遺伝子パネル検査の提供体制構築およびガイ ドライン作成」班 (以下、厚労科研赤
司班、研究活動期間:令和 2 年度-4 年度) では、小児領域を含む学会員の多くが研究代表
者および分担者と して参加し、「造血器腫瘍における遺伝子パネル検査体制のあり方とそ
の使用指針」*浴?を提示しました。この指針においても、パネキル検査の診療報一算定にお
ける取扱いに関して以下のように提言されています。

[造血器腫瘍における遺伝子パネル検査体制のあり方とその使用指針」より抜粋
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以上のように、人造血碧種揚忠床においては、固形がん分野とは異なり、入院中のパネル検
査提出が必要な状況が多く生じることが予想されます。本上申書により、人造血問腫瘍のパ
ネル検査を、高額薬剤と同様の出来高支払いとして算定可能となるよう要望致します。ご
検討のほど、よろしくお願い申し上げます。

参考文献 :

1. 岡敏明、稚澤正仁. 小児白血病児への痛みを伴う検査と導痛緩和ケア. 日小血会誌
19: 214-219, 2005

2. Abla 0 et al. Performing bone marrow aspiration and biopsy 1n children:
Recommerded guidelines, Paediatr Chi]1d Hea]lth. 2008 Ju1:i13(6) :499-501.

3. 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん対策推進総合研究「造血
稚腫場における遺伝子パネル検査の提供体制構築およびガイ ドライン作成」班
造血鶴腫瘍における遺伝子パネル検査体制のあり方とその使用指針」

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