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資料4-2 抗がんWG[498KB] (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00036.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第62回 3/13)《厚生労働省》
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要望番号;II-5
<日本における教科書等>
1)新核医学技術総論[臨床編](2020 年)52)
治療抵抗性の神経芽腫に対する治療として 131I-MIBG が記載されている。投与量につい
て、造血幹細胞移植を前提とする場合は 444~666 MBq/kg、造血幹細胞移植を前提としな
い場合は 444 MBq/kg 以下で適宜調整を行う旨、及び治療効果が得られた際には 131I-MIBG
投与を繰り返すことが可能であり投与間隔は少なくとも 3~4 カ月以上あけることが望ま
しい旨が記載されている。
2)新核医学テキスト(2023 年)53)
神経芽腫の治療の 1 つとして骨髄移植を前提とした 131I-MIBG が記載されている。
具体的には、131I-MIBG 444~666 MBq/kg を投与し、可能ならば 131I-MIBG 投与後に化学
療法を行い、131I-MIBG 投与の約 4 週間後に骨髄移植を実施する。複数回治療のエビデンス
は乏しいものの初回治療で治療効果が得られ、かつ骨髄移植が可能であれば複数回治療も
可能である。治療間隔や投与回数については、患者の年齢や病態等を考慮して、個々の患
者で慎重に決める必要がある。
(4)学会又は組織等の診療ガイドラインへの記載状況
<海外におけるガイドライン等>
1 ) Options

for

the

Treatment

Neuroblastoma/CHILDREN’S

of

Patients

CANCER

AND

with

Relapsed/Progressive

LEUKAEMIA

GROUP

High-Risk
(CCLG)

18)

NEUROBLASTOMA SPECIAL INTEREST GROUP(英国)

再発又は進行性の高リスク神経芽腫において、MIBG 治療は、導入化学療法後の地固め
治療の治療選択肢の一つとして位置付けられている。腫瘍が MIBG 集積陽性であり、造血
幹細胞移植が実施可能である場合に 131I-MIBG 治療を行うこととされ、5.(2)1)のメタ・
アナリシスにより有用な治療であることが示されたとされている。
英国では、トポテカンを放射線増感剤として用いる MATIN 法で実施されており、この方
法で実施するためには自家幹細胞移植が必要である。
2)PDQ Neuroblastoma Treatment (PDQ®)–Health Professional Version (Updated: April 30, 2024)
5)

再発・難治性の高リスク神経芽腫に対する治療選択肢の 1 つとして 131I-MIBG 単独投与、
他剤又は造血幹細胞移植と併用する方法が記載されている。再発又は難治性の小児神経芽
腫において、131I-MIBG は効果的な緩和治療であり、臨床研究試験において単独で、又は化
学療法(幹細胞移植を伴う)と組み合わせて検討することができる。
(Level of evidence:C1
(Case series or other observational study design, including trials with nonconsecutive cases, with
an end point of OS from a defined time, total mortality, cause-specific mortality, or carefully
assessed quality of life.))
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