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資料1 直近の感染状況等の分析と評価 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第80回 4/13)《厚生労働省》 |
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<今後の見通しと必要な対策>
○ 感染状況について
• 新規感染者数は、全国的にみれば、直近1週間の移動平均は2週間以上にわたり増加している。地域別に見ると、継続的に増加
している地域もある一方で、横ばいの地域も見られる。また、昨年末からの感染拡大におけるピークよりもいったんは低いレベル
まで減少している地域もある一方で、ピークから十分に減少しないままに上昇に転じている地域もあり、感染状況の推移に差が生
じている。特に、岩手県、秋田県、福島県、新潟県、長野県、愛媛県、大分県、宮崎県及び鹿児島県では、直近1週間の移動平均
がすでに昨年末からの感染拡大におけるピークを上回り、また、岩手県では直近の今週先週比が1.5となっており、地方における
感染拡大にも注意が必要。また、全国で最も高い感染レベルとなっている沖縄県では、3月末から継続的に増加している。
• 年代別の新規感染者数では、10代以下で減少傾向が見られる一方、50代以上で増加傾向が見られる。一方、東京都、愛知県、
大阪府などの大都市のみならず、北海道、新潟県や沖縄県などでは全ての年代で新規感染者数が増加している。特に、沖縄県
では高齢者の増加が顕著となっており、今後、他の地域でも高齢者の感染状況を注視していく必要。
• 感染場所として、20代では飲食店の割合は低下傾向にある一方、職場での感染が約6%と上昇傾向にある(全年齢では約3%)。
• 現在の感染状況は、大都市部では感染レベルは高いものの増加速度は比較的緩やかであることに対し、一部の地方都市では急
速に感染が拡大しており、今後の動向を注視する必要。
○ 感染の増加要因と抑制要因について
感染状況には、以下のような感染の増加要因と抑制要因の変化が影響するが、現在の感染者数増加には接触機会の増加と、
BA.2系統への置き換わりが強く影響していると考えられる。
【接触パターンについて】夜間滞留人口については、地方都市で増加傾向となっている。特に、直近1週間の移動平均がすでに昨
年末からの感染拡大におけるピークを上回っている地域のほとんどで増加傾向が見られるため、今後の感染状況への影響に
注意が必要。また、都市部では継続的な増加傾向を示していたが、直近の1週間では減少傾向に転じている。
【流行株について】BA.2系統への置き換わりが進んでおり、新規感染者の増加要因となりうる。ヨーロッパではBA.2系統への置き
換わりが進み、感染の拡大に伴って重症者・死亡者も増加に転じている国もあり(例:英国)、十分な注意が必要。
【ワクチン接種等について】3回目接種の主な目的は発症予防・重症化予防である。3回目接種は高齢者で進む一方、若年層では
接種率がまだ低いが、これから接種対象になることで接種が進むことが期待される。オミクロン株に対する感染予防効果はデ
ルタ株に比較しても低く、しかも持続期間が短いことに留意が必要。3回目接種の感染予防効果も時間経過に伴い今後減弱し
ていくことが予想。また、これまでの感染による免疫保持については、地域の発生動向に影響する可能性もある。
【気候要因について】気温が上昇していく時期に入り、換気を行いやすい気候条件になる。屋内で過ごすことが減ることも感染者抑
制には一定の効果があると考えられるが、昨年のこの時期に感染が拡大したことには留意が必要。
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○ 感染状況について
• 新規感染者数は、全国的にみれば、直近1週間の移動平均は2週間以上にわたり増加している。地域別に見ると、継続的に増加
している地域もある一方で、横ばいの地域も見られる。また、昨年末からの感染拡大におけるピークよりもいったんは低いレベル
まで減少している地域もある一方で、ピークから十分に減少しないままに上昇に転じている地域もあり、感染状況の推移に差が生
じている。特に、岩手県、秋田県、福島県、新潟県、長野県、愛媛県、大分県、宮崎県及び鹿児島県では、直近1週間の移動平均
がすでに昨年末からの感染拡大におけるピークを上回り、また、岩手県では直近の今週先週比が1.5となっており、地方における
感染拡大にも注意が必要。また、全国で最も高い感染レベルとなっている沖縄県では、3月末から継続的に増加している。
• 年代別の新規感染者数では、10代以下で減少傾向が見られる一方、50代以上で増加傾向が見られる。一方、東京都、愛知県、
大阪府などの大都市のみならず、北海道、新潟県や沖縄県などでは全ての年代で新規感染者数が増加している。特に、沖縄県
では高齢者の増加が顕著となっており、今後、他の地域でも高齢者の感染状況を注視していく必要。
• 感染場所として、20代では飲食店の割合は低下傾向にある一方、職場での感染が約6%と上昇傾向にある(全年齢では約3%)。
• 現在の感染状況は、大都市部では感染レベルは高いものの増加速度は比較的緩やかであることに対し、一部の地方都市では急
速に感染が拡大しており、今後の動向を注視する必要。
○ 感染の増加要因と抑制要因について
感染状況には、以下のような感染の増加要因と抑制要因の変化が影響するが、現在の感染者数増加には接触機会の増加と、
BA.2系統への置き換わりが強く影響していると考えられる。
【接触パターンについて】夜間滞留人口については、地方都市で増加傾向となっている。特に、直近1週間の移動平均がすでに昨
年末からの感染拡大におけるピークを上回っている地域のほとんどで増加傾向が見られるため、今後の感染状況への影響に
注意が必要。また、都市部では継続的な増加傾向を示していたが、直近の1週間では減少傾向に転じている。
【流行株について】BA.2系統への置き換わりが進んでおり、新規感染者の増加要因となりうる。ヨーロッパではBA.2系統への置き
換わりが進み、感染の拡大に伴って重症者・死亡者も増加に転じている国もあり(例:英国)、十分な注意が必要。
【ワクチン接種等について】3回目接種の主な目的は発症予防・重症化予防である。3回目接種は高齢者で進む一方、若年層では
接種率がまだ低いが、これから接種対象になることで接種が進むことが期待される。オミクロン株に対する感染予防効果はデ
ルタ株に比較しても低く、しかも持続期間が短いことに留意が必要。3回目接種の感染予防効果も時間経過に伴い今後減弱し
ていくことが予想。また、これまでの感染による免疫保持については、地域の発生動向に影響する可能性もある。
【気候要因について】気温が上昇していく時期に入り、換気を行いやすい気候条件になる。屋内で過ごすことが減ることも感染者抑
制には一定の効果があると考えられるが、昨年のこの時期に感染が拡大したことには留意が必要。
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